石塚硝子株式会社
石塚硝子株式会社は、1819年に創業しました。初代の石塚岩三郎氏が、現在の岐阜県可児市土田において、ガラス製造を始めたことによります。以来、同社は、ガラスびん・ガラス食器など、ガラスを素材とした様々な製品を届けています。
新事業の創出
先進の技術と自由な発想を結集し、社会課題の解決につながる新たな価値の創出を目指しています。
多様なソリューションを見据えたガラス開発
ガラス開発ユニットは、無機ガラス合成や有機無機ハイブリッドガラス合成を軸に、混合・焼成・粉砕・成型などの加工技術を組み合わせ、新商品・新商材の開発を行っています。
消臭ガラス
ガラス自身が、消臭効果を示す材料です。安全性や耐熱性が高く、樹脂添加等の熱加工が可能です。
光ファイバー
紫外線も透過する、フレキシブルな素材です。
フレキシブルガラス
柔軟性が高い有機無機ハイブリッド材料です。相手形状にフィットしやすく、曲げ等の変形に強い材料です。
熱伝導シート
耐熱性と柔軟性に優れています。液状のため異種材料間の密着が容易で、熱を素早く逃がします。
その他にも、有機無機ハイブリッドガラス、低融点ガラス、液状ガラスなどのガラス開発を行っています。
いつもあなたの暮らしとともに
ガラスびん
数多くのガラスびんが、飲料・食品・調味料・医薬品・酒類など、さまざまな製品において、暮らしの中に溶け込んでいます。
ガラスびんは、容器としてのさまざまな機能に加えて、デザインへの対応力という優れた性質を持っています。
付加価値を与えることで、高級感を演出した商品展開が可能な容器です。
ガラス食器
ガラスという素材は、古くから人々の生活に取り入れられ、今もなお愛され続けています。
ガラスのコップで飲み物を飲むときに感じる心地よさ、安らぎは、ガラスが天然の素材からできていることを説明しているかのようです。
紙容器
紙容器は、環境に配慮した容器の代表として、ますます利用範囲を広げています。
軽量で輸送効率に優れ、CO2の削減に貢献しています。生産工程では、損紙(ロス)を最小限に抑える省資源化を実施しています。
また、使用後の紙容器のリサイクルと、回収率向上の啓発活動を促進しつつ、デザイン性に優れ中身飲料の劣化を防ぐ、より高機能な次世代容器の開発にも取り組んでいます。
パルプから印刷・加工まで国内での一貫生産体制をつくることにより、安心・安全な国産の紙パックを安定して提供しています。
その他にも、プラスチック容器・キャップや、機能性マテリアルなどの製品を製造販売しています。
中期経営計画ISHIZUKA2021~次の100年に向けて~
同社は、2016年度からの中期経営計画『NextStageISHIZUKA84』において、「営業利益の安定確保」、「有利子負債の削減」、「グループを横断した機能強化」に取り組んできました。
創業200年を迎え、新期中期経営計画では『ISHIZUKA2021~次の100年に向けて~』を掲げ、いつの時代にも求められる企業を目指していきます。
経営環境、中期的な経営戦略、優先的に対処すべき事業上の課題
<ガラスびん関連事業>
ガラスびん市場は、飲食店の時短営業や多人数での会合自粛などにより、業務用向けのアルコールびんの出荷が大幅に落ち込み、同社もその影響を大きく受け、結果として第86期に多額の減損損失を計上することとなりました。
先を見据えた最適な生産体制の構築を進めるとともに、品質向上を目的とした保証体制の更なる改善を図ることで、お客様からのニーズに応えていきます。
<ハウスウェア関連事業>
ガラス食器は、同感染症拡大の影響により、業務用の需要が大きく落ち込みました。市場環境は、大きく変化してきています。
アフターコロナを見据えたビジネスモデルへの転換を進めるとともに、「ADERIA」「津軽びいどろ」2つのブランドを主軸として、DtoCといった新たな商流に対して、フレキシブルに対応していきます。
陶磁器は、人の移動の制限やインバウンド需要の低迷などにより、主力のエアライン、及びホテル・レストラン向けの受注が大きく減少しました。
環境変化への対応として、不採算拠点の事業構造改革、及びスリム化を継続実施するとともに、「NARUMI」ブランド強化による顧客満足度の向上を目指していきます。
その他の事業においても、様々な取り組みを行っていきます。
わたしたちの使命/くらしに彩り、豊かさと安心をお届けします。
わたしたちのビジョン/価値あるモノづくりとともに、社会で輝くヒトを育て、未来へ向かうユメを築きます。
「モノづくり」 「ヒトづくり」 「ユメづくり」
「わたしたちは、いつの時代にも求められる企業を目指します。『モノづくり』『ヒトづくり』『ユメづくり』この重なりを強みとして、変化を先取る強い企業であり続けます。」
わたしたちの約束/「誠実」「挑戦」「成長」
「1819年の創業以来育んできた伝統と歴史を心に刻み、更なる飛躍に向けて、わたしたちは約束します。
何ごとにも『誠実』に向き合うこと、失敗を恐れることなく常に『挑戦』を続けること、そして一人ひとりが『成長』を忘れないことを。
この3つの約束を合言葉に、わたしたちは未来に向かって進んでいきます。」
まとめ
石塚硝子株式会社は、長い歴史の中で、その時代のニーズに応じた製品を提供してきました。今後も、「モノづくり」 「ヒトづくり」 「ユメづくり」を通して新しい価値を創出し、人々の暮らしを豊かにしていくと思われます。
引用:石塚硝子株式会社 https://www.ishizuka.co.jp/
「vision」内 石塚硝子株式会社