【経営理念-企業ピックアップ】東海カーボン株式会社

東海カーボン株式会社

東海カーボン株式会社は1918年の設立以来、炭素業界のパイオニアとして世界の産業を支え続けています。同社は、鉄鋼、自動車、機械、電子など幅広い産業分野へ向け、高品質な炭素・黒鉛製品を製造・供給しています。

社会を支える炭素製品の総合メーカー

東海カーボンは、炭素や黒鉛の製造を主力としており、同社の製品は自動車のタイヤやプリンターのインク、太陽光パネルなどの原料となっています。
人々の暮らしを支える製品の多くは、製造過程において炭素や黒鉛が使用されており、現代人の生活は、それらの素材によって支えられています。
炭素や黒鉛の素材を取り扱う東海カーボンは炭素業界において、世界最高水準の性能を持つ製品やトップシェアを誇る数々の分野を持ち、時代のニーズを先取りした製品開発を行っています。

東海カーボンの黒鉛・炭素製品

黒鉛電極

黒鉛電極とは、鉄くずのリサイクルの際に導電体として使用される素材であり、約1600℃の高温になります。黒鉛電極は近年、リサイクル効率の観点から高電流・大電力化が進められており、東海カーボンは、世界最大級の直径約80㎝、長さ3mという黒鉛電極を開発しています。

カーボンブラック

東海カーボンが取り扱っているカーボンブラックは、自動車のタイヤや工業製品など様々なものに使用されており、人々の暮らしと社会を支えています。
また、カーボンブラックは通常、水となじみにくい性質を持っていますが、同社では独自に親水性を持つように改質した製品「アクアブラック」を開発しています。これにより、インクジェットプリンターの黒色インクとして深い発色を実現したほか、新規マーケットを開拓することに成功しています。

先端素材とソリューションで持続可能な社会の実現に貢献する

これは、東海カーボンの2030年ビジョンです。このビジョン実現に向けて同社は3つの基本方針の下、事業を展開しています。

1.主力事業の成長軌道回帰

・黒鉛電極、カーボンブラックの採算改善と安定化
・設備投資コストの売価への転嫁

2.事業ポートフォリオの最適化(選択と集中)

・事業構成と製品構成の継続的見直し
・高付加価値商品の生産能力増強
・将来性のある事業/開発品への集中投資

3.サステナビリティ経営基盤構築

・カーボンニュートラル推進
・環境安全・人権への取組み強化
・社員のエンゲージメント向上
・内外子会社のガバナンス体制強化

基本理念/「信頼の絆」

東海カーボンは、顧客・取引先・従業員・社会・株主といったステークホルダーは、持続可能な社会に貢献するにあたって必要不可欠なパートナーであると考えています。新しい価値を生み出すには、ステークホルダーとの信頼関係が重要と考える同社は、「信頼の絆」を育んでいくことを基本理念としています。

まとめ

東海カーボン株式会社は、炭素業界のパイオニアとして産業分野に欠かせない炭素製品を供給しています。暮らしに欠かせない製品の製造過程では炭素や黒鉛が使用されており、それらの分野でトップシェアを誇る同社は、現代人の生活に不可欠な存在と言えます。全てのステークホルダーと力を合わせ、東海カーボンは新しい価値を創造し続けます。

引用:東海カーボン株式会社 https://www.tokaicarbon.co.jp/

「vision」内 東海カーボン株式会社

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