【経営理念-企業ピックアップ】塩野義製薬株式会社

塩野義製薬株式会社

塩野義製薬は1878年の創業以来、医薬品・臨床検査薬・臨床検査機器の研究・開発などを通じ、人々の健康を守り続けてきました。同社は、時代の移り変わりに合わせて事業を変化させながら成長を続けており、認知症の研究にも力を入れています。

音で認知症に挑む「ガンマ波サウンド」

塩野義製薬が研究を進めている「ガンマ波サウンド」は、テレビやラジオからの音を40Hzに変調させ、日常生活を送りながら認知機能のケアを目指す音です。40Hz周期の音は、人を対象とした臨床試験において、認知機能の悪化や脳萎縮の抑制を示唆する研究結果が得られています。40Hz周期の音は単調なパルス音であり、音声情報を含めることができず、日常生活に取り込みづらいという課題がありましたが、塩野義製薬は他社と合同でこの課題を解決できる特殊技術を開発し、テレビ・ラジオの音をリアルタイムに変調させることを可能にしました。

塩野義製薬の強み

イノベーション創出力

一般的な製薬会社の自社創薬比率が2~3割と言われている中、塩野義製薬は71%と自社創薬比率が高くなっています。また、患者と社会の幅広いニーズを満たすため、再生医療をはじめとする様々な治療手段に挑戦しています。医薬品による治療だけでなく、予防ワクチン、デジタル治療用アプリ等、ヘルスケア全般にわたってサービスを展開しています。

感染症に立ち向かうグローバルリーダー

塩野義製薬は、60年以上にわたって感染症の研究・開発を続けており、これまで多くの感染症薬を社会に提供しています。多くの製薬会社が収益性が低いという理由で感染症領域から撤退する中、塩野義製薬は投資を継続しており、長年の研究活動で蓄積されたノウハウによって、優れた製品の連続的な創出を可能にしています。
塩野義製薬の感染症に対する活動は、治療薬の研究・開発、疾患啓発、予防、診断、重症化抑制など多岐にわたります。これら感染症のトータルケアに対する取り組みを推進するとともに、感染症薬の適正使用と安定供給に努め、感染症の脅威に立ち向かうグローバルリーダーとしての役割を担っていきます。

塩野義製薬の今後

新たなプラットフォームでヘルスケアの未来を創り出す

SHIONOGIファミリーが一丸となって

・創造力と専門性の進化でイノベーションを起こし、プラットフォームを協創する核となる

・革新的な製品を創製し、適正な品質と価格で、正しい情報と共に世の中に届ける

・SDGsの達成に取り組み、誰もが病気や苦しみに困らない日々の実現に貢献する

塩野義製薬は、医療用医薬品のみを提供する「創薬型製薬企業」から、ヘルスケアサービスを提供する「ヘルスケアプロバイダー」への変革を目指しています。患者・社会の抱える困り事のより包括的な解決を図っていきます。

経営理念「SHIONOGIは、常に人々の健康を守るために 必要な最もよい薬を提供する。」

1878年の創業以来、塩野義製薬は医薬品の提供を通じて世界中の人々の健康と快適な生活の実現に貢献してきました。この経営理念は、塩野義製薬の哲学(フィロソフィー)として従業員一人ひとりの心に根付き、グループの成長の推進力となっています。

まとめ

日本の大手製薬企業である塩野義製薬は、時代の移り変わりに合わせて事業を変化させながら成長を続け、人々の健康を守り続けてきました。同社は、医薬品による治療だけでなく、ヘルスケア全般にわたってサービスを展開しているほか、感染症の脅威に立ち向かうグローバルリーダーとして、感染症のトータルケアも推進しています。塩野義製薬は、患者・社会のニーズの包括的な解決を通じ、ヘルスケアの未来を創り出していきます。

引用:塩野義製薬株式会社 https://www.shionogi.com/jp/ja/

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