【経営理念-企業ピックアップ】東京瓦斯株式会社

暗い空間で薪が燃え、炎の上には料理用の鍋が2つ置かれている。東京ガスが提供するエネルギーが、日常生活を支える温かい食事の準備に使われる様子を象徴するイメージ。

東京瓦斯株式会社

東京瓦斯株式会社(以下、東京ガス)は1885年(明治18年)、「日本資本主義の父」とよばれる明治時代の実業家・渋沢栄一氏によって創立されました。

都市ガス販売シェア国内No.1

エネルギー領域のリーディングカンパニーである東京ガスは都市ガスや電力の製造・販売を中心に多岐にわたる事業を展開しています。都市ガスのシェアは約32%で国内No.1の位置を占め、電力事業の小売電力販売件数は387.1万件になっています。
その他に東京ガスはエネルギートレーディングやグリーントランスフォーメーションにも取り組んでいるそうです。海外においては、上流にあたる資源開発事業と中下流のLNGインフラ事業・再エネ事業を中心に展開しており、取引の選択可能性を増やすとともに利益拡大を狙っていくとのことです。

長年に渡るガス供給

東京ガスは安定供給を支える調達網と供給網、エネルギーの豊富な知見に基づいたソリューション提案力、また長年に渡るガス供給で培った安全性、そして顧客からの信頼を強みとしています。東京ガスは天然ガスの幅広い調達先を確保し、リスクを低減しているそうです。またそれぞれの調達先での長期契約の締結により安定だけでなく競争力のある価格を実現しているとのことです。東京ガスは都心への人口流入が続く環境の中、さらに成長していくそうです。

東京ガスグループの経営ビジョン『Compass 2030』

2019年、東京ガスはグループ全体の経営ビジョンとして「Compass 2030」を策定し、『次世代のエネルギーシステムをリードしながら、お客さま・社会・ビジネスパートナーとともに価値を創出し続ける企業グループ』を目指す姿として掲げています。目指す姿を実現するために、東京ガスグループは以下の3つの挑戦をおこなう方針を示しています。

① 「CO2ネット・ゼロ」をリード
② 「価値共創」のエコシステム構築』
③ LNGバリューチェーンの変革

この挑戦のための具体的な施策として、『脱炭素化技術のイノベーション』や『海外への展開』などからなる5つのアクションをおこなっていくとのことです。

東京ガスグループ経営理念

人によりそい、社会をささえ、未来をつむぐエネルギーになる。

まとめ

都市ガスの販売国内シェアNo.1の東京ガス株式会社は、長年に渡るガス供給の経験を活かした安全性の高さや顧客からの信頼を強みとしているそうです。東京ガスは『人によりそい、社会をささえ、未来をつむぐエネルギーになる。』という理念の基、持続可能な社会の実現に寄与していくとのことです。

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