【経営理念-企業ピックアップ】本田技研工業株式会社

本田技研工業株式会社

本田技研工業株式会社は、1948年に設立されました。設立以来、「人や社会の役に立ちたい」「人々の生活の可能性を拡げたい」という想いを原点に、技術・アイディア・デザインで人の役に立つ、より良い社会の創造を目指し、さまざまな価値の提供に取り組み続けています。

モーターサイクルテクノロジー

誰もがいつまでも自由に移動できるモビリティを提供し、一人ひとりに寄り添いながら、出かけたいという好奇心をかき立て「思わず出かけたくなる」ような「新たな移動の喜び」を同社は、創り出します。
移動の喜びや利便性を提供することで、移動と暮らしの「価値」を「創造」をして暮らしが変わる、そんな人間を中心に考えているのが同社の技術です。

二輪車における世界初の「DCT」

同社は2010年、デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)を二輪車で世界初搭載しました。
その後も、同社はDCTを絶え間なく進化させ続けています。そして2020年、より静かにスムーズに、ライダーの感覚に近い制御を実現させています。

2020年“よりライダーの感覚に”近づいたDCT制御

車体のバンク角度や、加速・減速状態を検知することで、コーナリングなど走行状況に合わせたギア選択を実現させ、ライダーの感覚により近いフィーリングでの変速を可能にしました。
クラッチレスポンスの特性を切り替える「G-スイッチ」とあわせ、ダイレクトでエキサイティングな走りを楽しめるようになっています。

本田技研工業の事業領域

二輪事業

二輪事業は、同社のものづくり、事業の原点です。
各国や地域に根付いたものづくりを行い、今では全世界で年間販売台数2,000万台を超え、2019年には世界生産累計4億台を達成しています。
日々の暮らしの足となるコミューターモデルから、MotoGPマシンのライディングフィールをそのままに、公道走行を可能としたスーパースポーツモデルまで、移動する喜びと走る楽しさをかなえる多種多様なモデルを展開しています。

四輪事業

1963年に始まった同社の四輪事業は、現在、年間約500万台を全世界で販売するまでに成長しています。
人々の生活を豊かにするため、「安心・ストレスフリー」で一人ひとりの自由な行動を支援する、同社らしい魅力を備えた四輪商品・サービスを提供することを目指しています。
最近では、音声認識サービス「ホンダパーソナルアシスタント」を搭載し、エネルギーでつながる社会をめざした電気自動車の発売や、中型車に搭載していた2モーターハイブリッドシステムを小型車に適用拡大するなど、「2030年の四輪車販売数の3分の2を電動車に置換する」という目標に向けて、取り組んでいます。

その他、ライフクリエーションや、航空機および航空機エンジンなどの事業を行っています。

2030年に向けて

2030年ビジョン

「すべての人に、『生活の可能性が拡がる喜び』を提供する-世界中の一人ひとりの『移動』と『暮らし』の進化をリードする-」

このビジョンを達成するため、21世紀の方向性の活動指針である「喜びの創造」「喜びの拡大」「喜びを次世代へ」 の3つの視点で、取り組みの方向性を定めています。

《喜びの創造》「移動」と「暮らし」の価値創造

・自由で楽しい移動の喜びの提供
・生活が変わる/豊かになる喜びの提供

《喜びの拡大》多様な社会・個人への対応

・社会特性や個人の状況に合わせた、最適な商品/サービスの提供

《喜びを次世代へ》クリーンで安全・安心な社会へ

・カーボンフリー社会の実現をリード
・交通事故ゼロ社会の実現をリード

企業理念・「Hondaフィロソフィー」/「人間尊重」「三つの喜び」

「Hondaフィロソフィーは、『人間尊重』『三つの喜び』から成る“基本理念”と、“社是”“運営方針”で構成されています。Hondaフィロソフィーは、Hondaグループで働く従業員一人ひとりの価値観として共有されているだけでなく、行動や判断の基準となっており、まさに企業活動の基礎を成すものといえます。Honda は『夢』を原動力とし、この価値観をベースにすべての企業活動を通じて、世界中のお客様や社会と喜びと感動を分かちあうことで、『存在を期待される企業』をめざして、チャレンジを続けていきます。」

基本理念「人間尊重」

自立

自立とは、既成概念にとらわれず自由に発想し、自らの信念にもとづき主体性を持って行動し、その結果について責任を持つことです。

平等

平等とは、お互いに個人の違いを認めあい尊重することです。また、意欲のある人には個人の属性(国籍、性別、学歴など)にかかわりなく、等しく機会が与えられることでもあります。

信頼

信頼とは、一人ひとりがお互いを認めあい、足らざるところを補いあい、誠意を尽くして自らの役割を果たすことから生まれます。Hondaは、ともに働く一人ひとりが常にお互いを信頼しあえる関係でありたいと考えます。

基本理念「三つの喜び」

買う喜び

Hondaの商品やサービスを通じて、お客様の満足にとどまらない、共鳴や感動を覚えていただくことです。

売る喜び

価値ある商品と心のこもった応対・サービスで得られたお客様との信頼関係により、販売やサービスに携わる人が、誇りと喜びを持つことができるということです。

創る喜び

お客様や販売店様に喜んでいただくために、その期待を上回る価値の高い商品やサービスをつくり出すことです。

社是

わたしたちは、地球的視野に立ち、世界中の顧客の満足のために、
質の高い商品を適正な価格で供給することに全力を尽くす。

まとめ

本田技研工業株式会社は、二輪・四輪・ライフクリエーション、航空機や航空機エンジンなどすべての事業を合わせて、世界中の約2,500万人の人々に商品・サービスを提供しています。世界中の人々にとっての原動力となり、人々や社会から「存在を期待される企業」であり続けるために、同社はこれからも挑戦を続けるとしています。
引用:本田技研工業株式会社 https://www.honda.co.jp/

「vision」内 本田技研工業株式会社

関連記事

  1. 【経営理念-企業ピックアップ】夢展望株式会社

  2. 【企業研究】ミッション、ビジョン、経営理念の違いは?

  3. 【経営理念-企業ピックアップ】株式会社デサント

  4. 【経営理念-企業ピックアップ】株式会社クイック

  5. 【経営理念-企業ピックアップ】イサム塗料株式会社

  6. 【経営理念-企業ピックアップ】株式会社しまむら