【経営理念-企業ピックアップ】イオン株式会社

イオン株式会社

イオン株式会社の源流の1つである岡田屋の歴史は、1758年(宝暦8年)に初代岡田惣左衛門氏が太物・小間物商の篠原屋を創業したことから始まりました。1887年に屋号を岡田屋に改称し、1926年には株式会社へ改組しています。
1970年にフタギ株式会社などと合併してジャスコ株式会社に社名を変更、さらに2001年に社名変更をおこないイオン株式会社となりました。現在は約300の企業で構成されたイオングループの中核企業として、国内流通業界において株式会社セブン&アイ・ホールディングスと並ぶ2強と位置づけられています。

地域密着とグローバルな事業展開

イオンは小売業や総合金融、ヘルス&ウエルネスなど、幅広い分野で事業を展開しています。地域において最も支持される企業になるため、各地で地域密着型の取り組みを進めているとのことです。
イオンは国内モール事業で得たノウハウを活かして中国・アセアン各国にも事業を展開しており、ドミナント戦略でブランディングを強化しシェア拡大を図っています。国や地域によって異なるニーズに応えた商品やサービスを提供しているそうです。

PB「トップバリュ」

プライベートブランドの先駆けとして知られるイオンの「トップバリュ」は、お客様の声を積極的に反映しているほか、環境や健康に配慮した商品開発をおこなっているそうです。2025年7月時点で以下の3ブランドが展開されています。

・トップバリュ
品質と価格のバランスを重視したベーシックなメインブランド。
・トップバリュグリーンアイ
環境や健康に配慮したブランド。2003年に日経優秀製品・サービス賞「日経流通新聞賞【最優秀賞】」、2014年には「地球温暖化防止活動環境大臣表彰」を受賞。
・トップバリュベストプライス
低価格重視のブランドとして定番品を中心に展開。

循環型経営の実現へ

イオンは2030年にありたい姿として『「イオンの地域での成長」が「地域の豊かさ」に結び付く、 循環型かつ持続可能な経営』を掲げています。その実現に向け、地域に必要なサービスや生活基盤を提供する「イオン生活圏」の構築やデジタル・アジアシフトの更なる加速などの成長戦略を策定し、2025年内に事業基盤を確立させる方針を示しています。

イオンの基本理念

お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する。イオンは、小売業が平和産業であり、人間産業であり、地域産業であると信じ、その使命を果たす企業集団として永続するために、お客さまを原点に絶えず革新し続けてゆきます。

イオンの名誉会長相談役 岡田卓也氏は戦後「戦争が本当に終わったんだな」と涙するお客様を見て、小売業は平和の象徴であると実感したそうです。その経験から、イオンは積極的に平和に貢献していくことを目指しているとのことです。

まとめ

イオン株式会社は、1758年創業の岡田屋を源流とし、2001年に現在の社名へ変更されました。小売業を平和の象徴と捉えた基本理念をもとに、小売業を中心に総合金融やヘルス&ウエルネスなど多角的に事業を展開しています。

引用:イオン株式会社 https://www.aeon.info/

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