【経営理念-企業ピックアップ】株式会社ウッドワン

暖かな日差しが差し込む木製の床のクローズアップ。これは、ウッドワンが森林の育成から木材加工、内装建材の製造・販売までを一貫して行い、「林業はエコロジー産業である」という理念のもと、持続可能な社会に貢献していることを象徴しています。

株式会社ウッドワン

株式会社ウッドワンは、1935年に創業した総合建材メーカーです。森林に対する豊富な知識と高度な加工技術を特徴としており、森の育成から加工・販売まで一貫しておこなっています。

木材から生活に豊かに

木を植えて育てる工程から、その木材を使用した内装建材の製造・販売及び住宅設備機器の販売、住宅などの企画・設計をウッドワンは行っています。
特にニュージーランドで輪伐※したニュージーパイン®は、人気商品「ピノアース」シリーズに余す所なく利用され、重圧感と木のぬくもりを実現しているとのことです。
また流通面においては、オンライン受発注システム「WOODOBE NET」を開発しスピーディーに取引できるようにしているそうです。
※森林を区切って、一区画ずつ順に伐採すること。

生産拠点と海外への販路

国内と海外に生産拠点を持っており、ウッドワンでは必要に応じてラインを使い分けるシステムを採用しています。
主な流れとして、ニュージーランドで資材を獲得し、一次加工の後フィリピンにて二次加工をしているとのことです。最終的には日本で品質チェックと仕上げが行われていますが、製品化の一部を現地や近隣地域で行い、コスト抑制や資材の劣化対策になっているそうです。
また、ニュージーランド産の原木や木製品を、ニュージーランド内外に販売しています。加えて、インドネシアで生産した製品についても欧米、アジア各国へ販路拡大しているとのことでした。

ニュージーランドでの事業効率化

2023年度において、ウッドワンでは原料の調達コスト高騰や物流コストの上昇、円安の進行により減収減益になったそうです。そのため、ニュージーランドにおける生産拠点を集約し、構造改革を行ったそうです。30年1サイクルでの森林経営を基軸に効率化によるコスト削減と無駄のない調達による収益向上を推し進めるとしています。
また今後はヒノキのような国産材も取り入れて全体のバランスを取っていくことを考えているそうです。

ウッドワンの経営理念

業界一流のメーカーとして、本業を極め、本業に徹し、一流の商品をお客様にご提供することを通じて、社会の発展に貢献する。

ウッドワンは、正しい林業のあり方として、定期的な植林・間伐・伐採を繰り返すことにより森林を若々しく保つ行為を実践してきたそうです。『林業とはエコロジー産業である』という考えのもと、伐った木をむだなく使いたいという思いから、事業を拡大し木質建材メーカーに発展してきたとのことです。

まとめ

株式会社ウッドワンは、1935年創業の循環型のビジネスモデルを行う総合建材メーカーです。ニュージーランドやインドネシアを起点に資材を生産し、様々な国へ製品を提供しています。株式会社ウッドワンは、正しい林業のもと、今後も一流の商品をお客様に提供するとしています。

引用:株式会社ウッドワン https://www.woodone.co.jp/

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