【経営理念-企業ピックアップ】フマキラー株式会社

おしゃれな白いレンガの壁と木製のカウンターが特徴の清潔感あふれるモダンなキッチン。フマキラーが提供する快適な家庭環境を想起させるイメージ。

フマキラー株式会社

フマキラー株式会社は、1874年に薬舗を構え、漢方と西洋薬の販売を開始したことが始まりだそうです。現在は、殺虫用品、家庭用品、園芸用品、業務用品等の製造販売、輸出入を行っています。

快適さや安心を家庭にお届け

フマキラーは、主に殺虫剤、園芸用品などを提供しています。
特に殺虫剤では、「ベープ」シリーズが主なブランドであり、安全・快適であることにこだわっているそうです。1914年から1920年ごろに害虫が問題となっていた日本人の生活を改善するため、同社は世界に先駆けて殺虫剤を開発しました。現在では、効果と安全性による信頼性の高い殺虫剤ブランドとして約70ヵ国で使われているとのことでした。
園芸用品では、より手軽でより安全性が高い新しい園芸スタイルを提案することを目的に「カダン」シリーズを提供しています。

飽くなき探究心と海外展開

フマキラーは尽きることのない研究開発スピリットで基礎科学分野の研究を行っているそうです。例えば約50種類・300万匹もの虫を飼育・研究し、生態を知ることを重視して殺虫剤を開発しているとのことでした。
同社は海外展開も進めており、輸出先は55カ国にのぼるそうです。また、インド・メキシコなどの7カ国に子会社を設立しているほか、欧米・アフリカなどの7カ国で技術指導による現地生産を実施しているとのことでした。

今後の課題と取り組み

「2025年3月期第2四半期決算説明資料」によると、フマキラーの今後の課題と取り組みとして、以下の3つの成長戦略を挙げています。
・原材料価格:国内では、2025年年初より値上げ実施を検討し、国外では国ごとに原材料価格の状況に応じて値上げを実施する。
・国内事業の強化:販売期間の長期化に対応し、販売強化するとともにインバウンド需要の拡大を見据えた営業展開を行う。また伸びている園芸用品の販売強化。
・海外事業を軸とした成長戦略:東南アジアでの殺虫剤のシェア拡大及び欧州における販路拡大。

理念/「ひとの命を守る。ひとの暮らしを守る。ひとを育む環境を守る。
わたしたちは、世界中の人々がいつまでも安心して
快適に暮らすことのできる社会づくりに貢献していきます。」

フマキラーの常にチャレンジャーであることに徹する姿勢は、同社の成長を支えているそうです。オンリーワンのフマキラー・ブランドを生み出すために、新しい価値の創造と提案を進め、使う人の立場に立ったモノづくりを徹底しているとのことです。

まとめ

フマキラー株式会社は、1874年創業の殺虫用品や家庭用品、園芸用品を手がける企業です。同社の熱心な研究と海外展開により、殺虫剤「ベープ」は信頼性の高い商品として約70ヵ国で使われています。フマキラー株式会社は、経営理念の下、今後も国内事業の強化と更なる海外進出を目指すとしています。

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