【経営理念-企業ピックアップ】澁谷工業株式会社

澁谷工業株式会社

澁谷工業株式会社は1931年に澁谷商店として創立され、1949年の株式会社への改組を機に現在の社名に変更されました。ボトリングシステムなどのパッケージングプラント事業をコア事業とし、半導体製造システムや製薬設備システムなどを幅広く展開するメーカーです。石川県を中心に国内外に営業・生産拠点を構えています。

主力はパッケージングプラント事業

2025年6月期 第1四半期決算短信によると、パッケージングプラント事業が澁谷工業の売り上げの5割程度を占めており、国内外向け飲料用無菌充填ラインや、注射薬バイアル充填ライン、化粧品充填ラインが前年同期より増加しています。
澁谷工業は飲料用充填装置では国内最大手であり、『世界で最も信頼性のある技術』と評価されているそうです。澁谷工業の無菌充填システムは、世界各地に150システム以上納入された実績があるとのことです。

澁谷工業の強みとは

中期経営計画2027において、澁谷工業は自社の強みとして以下の3つを挙げています。
・コア技術(ボトリング・無菌技術)を応用し異分野へ展開
・顧客に直結した営業・サービス体制
・デジタル化・DXを活用したものづくり

澁谷工業はこれまで、コア技術をもとにイノベーションをおこない、レーザ加工分野・半導体業界・医療機器など他の事業分野に進出し、事業を拡大してきました。顧客密着型のソリューション営業により国内市場で圧倒的なシェアを占めていることで、新たな技術の開発を依頼されるなど各業界のトップユーザーと良好な関係を築いているそうです。さらに製造DXにより、顧客の成長に貢献しているとのことです。

2030年売上高2,000億円を目指す

澁谷工業は、中期経営計画2027で2030年ビジョンとして2030年売上高2,000億円の達成を掲げています。
そのための施策として、顧客ニーズの発掘や産学官連携などを基にしたイノベーションによる独創的な先端技術とチャレンジ精神を形にした『ダントツ製品』の開発に取り組むとしています。また、海外市場の開拓やM&Aの活用も視野に入れた新事業の創出もおこなっていく方針を示しています。

澁谷工業の経営理念

創立以来『喜んで働く』ことを澁谷工業は経営理念としています。初代社長により制定された『日訓7か条』は、すべてに感謝する心をもつことが良い仕事や明るい職場、自身の健康につながるという考えを7つの項目に理念化したものです。この中では、創業の原点として『喜んで働く』が挙げられています。澁谷工業では、この『日訓7か条』を全社員が毎週の朝礼で唱和しているそうです。

まとめ

澁谷工業株式会社は1931年創立のボトリングシステムなどのメーカーです。主力のパッケージングプラント事業が売上の約5割を占めており、無菌充填システムは世界150以上の納入実績があります。中期経営計画ではイノベーションによる『ダントツ製品』の開発や海外市場の開拓、新事業の創出により2030年に売上高2,000億円達成を目指すとしています。

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