【経営理念-企業ピックアップ】東洋炭素株式会社

東洋炭素株式会社

東洋炭素株式会社は、1941年に近藤カーボン工業所として創設され、カーボンブラシの製造を開始しました。1949年に現在の社名に変更されました。現在、主に高機能カーボン製品の製造、販売および関連する加工事業を行っています。

東洋炭素の黒鉛

業界に先駆けて等方性黒鉛を開発

同社が扱っているのは、「炭素(Carbon)」の中でも「黒鉛(Graphite)」という素材です。
約3000℃の高温処理により誕生する黒鉛は、整った結晶構造を持ち、電気をよく通す性質があります。
黒鉛は、様々な産業分野の製品素材に採用されてきたゆえに、時代とともにファインでより安定した特性を求められるようになりました。
専業メーカーとして理想の品質をひたすらに追い求め、研究開発を重ねてきた同社は、業界に先駆けて静水圧成形法による「等方性黒鉛」の開発に成功し、従来の黒鉛の問題点を大きく改善する新素材として話題を集めました。

黒鉛製品のパイオニア

等方性黒鉛には、熱及び電気伝導性にすぐれ、高温や薬品への耐性が高く、軽量で加工が容易、摩擦・磨耗が起こりにくいという特性があります。
このことから高い信頼性を要求される原子力分野・放電加工分野・半導体分野などを中心に、幅広い産業分野で活躍しています。
同社は、パイオニア企業として世界をリードしてきました。
最近では、黒鉛製品表面にコーティングを施した機能性複合材料など次々と新しい製品を開発しました。
新しい機能を持った黒鉛を創造する夢を追い求めています。

カーボンのパイオニアとして「真のグローバル企業」を目指す

同社は、1941年に近藤カーボン工業所としてカーボンブラシの製造からスタートし、創業以来培われた「どこにもないモノをつくる」とのパイオニア精神に則り、高機能分野に特化した独創的で革新的なカーボンの開発に挑んできました。
1974年に、世界に先駆け「大型等方性黒鉛」の量産化に成功して以来、同社グループのカーボン製品と技術は、時代のニーズに応え続け、自動車や家電などの身近な生活空間から宇宙航空・医療などの最先端分野まで、様々な領域で活躍しています。
また、グローバルに拡がる市場のニーズに応えるため、中国・アメリカ・ヨーロッパ・アジアなど世界十数カ国にわたって生産・販売拠点を設置し、未だ拡がるカーボンの可能性を追い求めています。

成長×価値拡大中

環境変化を好機と捉え「さらなる成長」と「企業価値・社会的価値の拡大」を目指す

会社方針

グローバル企業になる
世のため・社会のためになる
強い会社になる

戦略

① 高成長・高付加価値事業のグローバルな徹底拡大と優位性確立
② コア事業・安定事業の競争力強化と持続成長
③ 省人・省エネ化、プロセス革新等による現場力大幅アップ
④ 積極的かつ戦略的な投資の推進(M&A含む)
⑤ 強固でグローバルなガバナンス体制・経営基盤の確立
⑥ 事業を通じた環境・社会貢献(ESG対応製品の拡充等)
⑦ これらを支えるグローバル人材の育成強化

経営理念/東洋炭素グループは、C(カーボン)の可能性を追求し世界に貢献する。

経営方針

1.お客様の満足度向上を最優先のテーマとし、最高水準の品質、納期、コスト、サービスを目指し、企業活動に取り組みます。
2.Cの技術を通して、株主・社会から高く信頼され継続的に成長する未来型企業グループを目指します。
3.社員の自立性・創造性を尊重し、全員が目標を持ち、働き甲斐があり、公正な評価をされる職場環境を築きます。
4.法令及び社会規範遵守を基本に、社会的秩序を守り、誠実で公正な企業活動を通じて社会に貢献します。
5.人と炭素と自然との共存・調和を目指し、地球環境保全に貢献する企業活動を行います。

まとめ

東洋炭素株式会社は、黒鉛製品のパイオニア企業として世界をリードしてきました。「さらなる成長」と「企業価値・社会的価値の拡大」を目指し、世界十数カ国にわたって生産・販売拠点を設置し、未だ拡がるカーボンの可能性を追い求めていくと思われます。

引用:東洋炭素株式会社 https://www.toyotanso.co.jp/

「vision」内 東洋炭素株式会社

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