株式会社安川電機
株式会社安川電機は1915年の創業以来、「電動機(モータ)とその応用」を事業領域に定め、電動機(モータ)の製品・技術により時代の先端産業を支えてきました。
モータを回し続けて100年
安川電機は炭坑用電機品の受注生産から始まりました。その後、「電動機(モータ)とその応用」を事業領域と定め、鉄鋼プラント向けやセメント用途向けなど社会インフラを支える技術・製品を開発しています。
また、同社の事業基盤である「メカトロニクス*1」をコンセプトに、世界一・世界初の革新的な技術・製品の開発にこだわりを持ち、その品質を最優先としてきました。
*1「Mechanism(メカニズム)」と「Electronics(エレクトロニクス)」を融合させた概念であり、同社技術者の造語です。「お客様の機械装置と当社の電機品を融合し、より高い機能を発揮できるように」との考えの下、1969年に世界に先駆けて提唱されました。
i3-Mechatronics(アイキューブメカトロニクス)
安川電機は、自動車・電気自動車(EV)、半導体・電子部品・次世代通信、食品製造・農業、バイオをはじめとした産業の高度化に貢献し、さらにエレベーター、空調、オイル・ガス、ポンプ、太陽光発電、ロジスティクスといった社会インフラなど、暮らしに欠かせない分野を支えています。
産業の高度化及び社会インフラを実現するのが、同社の「モーションコントロール(サーボモータ、インバータ)」「産業用ロボット」「システムエンジニアリング」などの事業です。2017年からは、「メカトロニクス製品にデータを活用することでお客さまの持続的な生産性向上を実現する」といった、これまでのメカトロニクスを進化させた新たなソリューションコンセプト「i3-Mechatronics(アイキューブメカトロニクス)*2」を提唱しています。
*2「メカトロニクス」の言葉に3つのi(integrated・intelligent・innovative)を組み合わせた造語です。メカトロニクス製品にデータ活用を融合させ、お客さまの工場の生産現場から、経営課題の解決に貢献していきます。
長期経営計画「2025年ビジョン」(2016~2025年度)
安川グループの2025年ビジョン
コア事業の進化により、お客さまの経営課題の解決に寄与するとともに、メカトロニクス技術を応用した新規分野の拡大により、社会に新たな付加価値を生み出す
2025年ビジョン実現へ向けた主な戦略
i3-Mechatronicsを軸とした産業自動化革命の実現
メカトロニクス技術とICT技術の融合により、新しい自動化ソリューションを提供する
既存コア事業で世界一を追求
産業用ロボットとモーションコントロール分野におけるグローバルシェアNo.1を追求する
新たなメカトロニクス応用領域への挑戦
メカトロニクス技術が応用できる分野を探索・実証しながら、事業化を見極める
私たちの存在意義(パーパス)・経営理念/その事業の遂行を通じて広く社会の発展、人類の福祉に貢献する
安川電機グループの使命は、その事業の遂行を通じて広く社会の発展、人類の福祉に貢献することにある
安川電機は創業以来「電動機(モータ)とその応用」を大きな柱とし、事業を拡大してきました。事業の遂行を通じて多様な技術・製品が社会に広がることで、機械の高度化やものづくりの自動化・省力化、労働力の不足や3Kからの解放といった社会課題の解決につなげてきました。
安川電機の価値観(バリュー)
安川電機グループは使命達成のために、次の3項目を掲げて、その実現に向け努力していきます。
1.品質重視の考えに立ち、常に世界に誇る技術を開発、向上させること。
2.経営効率の向上に努め、企業の存続と発展に必要な利益を確保すること。
3.市場志向の精神に従い、そのニーズにこたえるとともに需要家への奉仕に徹すること。
まとめ
株式会社安川電機は、「電動機とその応用」を事業領域とし、社会インフラを支える技術・製品を開発してきました。2017年からは、新たなコンセプト「i3-Mechatronics(アイキューブメカトロニクス)」を提唱し、メカトロニクス製品にデータ活用を融合させ、顧客の課題の解決に貢献していきます。
引用:株式会社安川電機 https://www.yaskawa.co.jp/
「vision」内 株式会社安川電機