教育ICT分野で高いシェアを占めているチエル株式会社は、幅広い製品・サービスを通して教育現場の課題を解決し、学びの質を高めています。未来を担う子どもたちの学びを支えるチエル株式会社の社名や経営理念に込められた思いを紐解いてみましょう。企業の想いに触れ、あなたのキャリアの一歩を後押しする“ヒント”をお届けします。
チエル株式会社
1997年に株式会社旺文社の完全子会社の株式会社デジタルインスティテュートとして設立されました。1999年にはアルプスシステムインテグレーション株式会社(以下「ALSI」)が資本参加し、2002年に社名を株式会社旺文社デジタルインスティテュートへ変更しました。2006年にはALSIの教育事業部門と合併し、社名をチエルに変更し、現在に至ります。
授業支援から管理まで教育ICTを網羅
創業以来、学校教育に特化した事業を展開しているチエルは、小学校から大学までの教育機関や教育委員会に向けて、授業改善などに役立つ60種以上の製品・サービスを提供しています。タブレットを活用した授業支援やデジタル教材のほか、授業の進行・管理を支援する学習支援システム、管理・セキュリティシステムなど、多岐にわたる製品・サービスを展開しています。
チエルは教育現場の先生と連携しながら、実証研究やユーザーサポートなどを通じて企画・開発をおこなっているそうです。
教育ICT分野で選ばれるチエルの強み
チエルは教育ICT分野で高いシェアを獲得しており、Chromebookを導入した自治体の約4割がチエルのサービスを利用しています。
「社長名鑑」に掲載されたインタビューで、チエル代表取締役会長の川居睦氏はその要因を『教育現場で次に何が求められるかを予測し、前もって準備を進めていたからです。 』と分析しています。コロナ禍においても、オンライン授業への迅速な対応が他社との差別化につながったとのことです。
さらにチエルは、ユーザーが気軽に相談できるように、全国に営業所やサポートセンターを設置しサービスを活用できるように支援しています。
チエルの展望の展望
第6次中期経営計画において、チエルは経営理念やベンチャー精神にもとづき、国の教育政策に沿った製品の企画・開発をおこなうとともに活用まで支援することを目指すとしています。
教育ICT専業メーカーとしてチエルは学校ICT事業を中核に据え、現場のニーズに応える製品・サービスの企画・開発に重点をおく方針です。具体的な施策として、グループ全体の事業再定義による成長の確実な達成や、国内外の教育関連企業との提携・M&Aの推進などを挙げています。
チエルの経営理念
私たちチエルは、子供たちの未来のために世界中の先生の授業をICTで支えます。
「知」と「得る」を合わせた造語を社名としているチエルの経営理念には、子どもたちが先生を通して「知を得」て、可能性のある未来を手に入れる為の目的意識を持ってほしいという思いが込められています。チエルは子どもたちが目的意識を持てるように、学校や先生方を徹底的に支援し、教育のコーディネートに取り組んでいるとのことです。
まとめ
1997年に設立されたチエル株式会社は、子どもたちが目的意識を持って未来を切り拓けるよう、教育をICTで支援しています。今後も学校ICT事業を中心に、教育現場のニーズに応えていくとともに、国内外の企業との連携やM&Aをおこない事業を拡大させていく方針を示しています。




