株式会社村田製作所
株式会社村田製作所は、創業1944年、設立1950年の企業です。事業内容は、ファンクショナルセラミックスをベースとした電子デバイスの研究開発・生産・販売です。
さまざまな市場やアプリケーションに新しい価値を提案
現在、世界中の携帯電話であるスマートフォンは、90%近くを占めています。
LTE端末におけるマルチバンド化やキャリアアグリゲーションの進展による通信の高速化など、今後も一層の高機能化、多機能化が見込まれています。
カーエレクトロニクスの分野ではさらなる電装化の進展とともに、横滑り防止装置をはじめとする安全機能やインフォテインメントなど利便性の向上が見込まれます。
電子部品に対する需要は、さらに小型・薄型、高性能、高信頼性へと進んでいきます。
こうした中、同社は、新製品の投入を継続的に行うことで、主力製品であるチップ積層セラミックコンデンサや圧電製品、その他コンポーネント製品に加え、部品内蔵技術と多層プロセス技術で集積化した通信モジュール製品の拡大を行っています。
ムラタの歴史
同社が開発した電子部品は、時代の動きを受け止め、時代を動かしてきました。
エレクトロニクスの進化がさまざまな不自由を開放し、人々の夢を実現してきました。
その歴史の推進力が、同社が開発した数々の電子部品です。
1940年代、ラジオの民間放送開始などにより通信機器が普及しました。
その通信機器に使われる部品である「温度補償用コンデンサ」を開発・製造していました。
1950年代、水産資源の増大が叫ばれていた戦後の食糧難時代に、一役買われたのが、「魚群探知機」です。
チタン酸バリウムの円板型圧電振動子を2枚の厚い鋼鉄板でサンドイッチ状に挟んだ「ランシュバン型構造」の魚群探知用圧電振動子を開発・製造しました。
1960年以降、カラーテレビやオーディオビジュアル機器、携帯電話などの電子機器に、同社が開発した電子部品が続々と使われていきました。
同社は、その時代に求められた電子部品を開発・製造し、社会の発展のため、貢献しています。
Vision2030(長期構想)
ありたい姿
Innovator in Electronics
「ムラタのイノベーションで社会価値と経済価値の好循環を生み出し、豊かな社会の実現に貢献していきます」
社会基準に深く根付く 今を支えるムラタ
「人々の衣食住を豊かにするための社会インフラに、ムラタの電子部品は必要不可欠なものとして使われています。
ムラタは今後も継続的なイノベーションで社会ニーズに応え、部品の進化を図っていきます。
ムラタの部品が社会に広く、深く根付いて、暮らしの”今”を支えます。」
持続可能な事業プロセスを追求する 社会と調和するムラタ
「事業オペレーションで生じる社会や環境への負荷低滅においても、ムラタはイノベーションを生み出し、社会と調和する事業プロセスを約束します。」
社会課題解決を加速する 未来を切り拓くムラタ
「社会課題解決のツールとしても、エレクトロニクスは幅広く活用されています。
ムラタは部品の提供にとどまることなく、エレクトロニクスを突破口として、地球、社会の継続可能性を追求していきます。
ムラタのイノベーションが、より自由で、暮らしやすい未来の実現を加速させます。」
Global NO.1部品メーカー
「~ムラタがお客様や社会にとって最善の選択となる~」
中期方針2024
「このたび長期構想として打ち出したVision2030では、長期の視点で目指す方向性や必要な備えについて具体的に示しています。
そしてこのVision2030に向かっていくための第1フェーズとなるのが、『中期方針2024』(2022~2024年度)です。
この3か年では、すでに顕在化している課題解決をやり切るとともに、長期視点で環境変化を捉え、そこからバックキャストして今から必要な備えを着実に進めながら、ありたい姿の実現を目指していきます。」
経営(・企業)理念/Innovator in Electronics
「”Innovator in Electronics”は、国内外のムラタグループ社員全員が共有するスローガンで、新市場、新商品、事業領域を拓いていくための理念でもあります。その意味は『エレクトロニクスの改革者』。創業50年を機に社是の理念を展開して策定されたこのスローガンには『エレクトロニクス産業のイノベーションを先導していく存在でありたい』という思いをこめています。
また、社員一人一人が『改革者』(Innovator)として、自らの仕事を変革 (Innovate) していく姿勢を求めています。環境や社会への貢献を真摯に考え、Innovatorとして、行動を起こします。
ムラタは”Innovator in Electronics”をスローガンに、時代とともに多様化していくニーズにお応えし、独創的な製品や技術を通じて社会に貢献していきます。」
社是
技術を練磨し
科学的管理を実践し
独自の製品を供給して
文化の発展に貢献し
信用の蓄積につとめ
会社の発展と
協力者の共栄をはかり
これをよろこび
感謝する人びとと
ともに運営する
まとめ
株式会社村田製作所は、戦後、間もない時代に会社が設立され、社会の発展のため、貢献し、その時代に求められてきた数多くの電子部品の開発・製造を行ってきました。今後は、社会価値と経済価値の好循環を生み出す事業展開を図っていくと思われます。
引用:株式会社村田製作所 https://corporate.murata.com/ja-jp
「vision」内 株式会社村田製作所