【経営理念-企業ピックアップ】サントリー食品インターナショナル株式会社

サントリー食品インターナショナル株式会社

サントリー食品インターナショナル株式会社の歴史は、1899年2月に創業した鳥井商店にさかのぼります。のちに、寿屋、そしてサントリーとして発展し、2009年1月にサントリーグループの飲料・食品事業を担う会社として分社化されています。

サントリーの研究開発

同社の魅力溢れる商品も、確かな研究開発・技術力があってこそです。
「こんな商品を創りたい!」という夢を現実にすべく、日々情熱を持って研究活動に取り組んでいます。

クリーンなコーヒー液を得る為に。特殊な濾過技術を開発!

同社独自のエスプレッソ抽出製法は、粉砕された焙煎豆と水蒸気を極めて効率よく接触させるので、とても味わい深いコーヒー液を作ることができます。しかし、味わい深いゆえ、これには大量の沈殿成分が含まれています。
沈殿成分の量は、通常の製品製造の工程では処理できないほどの量ですが、これを除去しないことには、製品は作れません。
同社は、様々な濾過技術を試し、苦心の末、特殊な濾過方法で、沈殿成分や舌にざらつく成分などを取り除くことに成功しました。
その結果、強い味わいをもった、とてもクリーンなコーヒー液が完成しました。
このようにして、コーヒーの美味しさを余すことなく活かしたサントリー缶コーヒー“ボス”シリーズは作られました。

“水”の性質を活用した新規技術の開発

同社の扱う植物原料には、水に溶けやすく従来の方法で利用してきた成分の他に、水に溶けにくいためにうまく利用できなかった成分があります。
そこで同社は、水の魅力を最大限に活かし、その化学的性質を利用して何かできないかと日々研究に取り組んできた中で、水に溶けにくい成分をうまく引き出し、利用することに成功しました。
研究によって、原料の中の溶けにくい部分から、従来は引き出すことのできなかったコクやうまみ成分を効果的に引き出すことができる技術を開発しました。
これがHHS(高温高圧水利用)技術です。水を高温高圧にすることで、高い反応性を持った高密度のガスとして利用します。この水は、浸透性が非常に高く、原料の中に一気に入り込んでいきます。この効果により、中の成分を容易に取り出すことができるようになります。
同社は、麦芽をはじめ様々な植物原料にも、このHHS技術を活用し、魅力的な新商品の開発に役立てています。

コアブランド紹介

日本の清涼飲料市場は、お客様の健康志向の高まりや、ひとり当たりの水分摂取量の増加により、飲料の消費量が増加傾向にあるなどの変化が加速しています。
そのようなトレンドを踏まえて、同社の日本事業では、「水」「コーヒー」「無糖茶」を今後の成長カテゴリーと位置づけ、今後の取り組みを強化していきます。

サントリー天然水

1991年の発売以来成長を続けている、日本のミネラルウォーター市場No.1ブランドです。
“清冽でおいしい水”“ナチュラル&ヘルシー”という独自の価値で、幅広いお客様に愛されています。

BOSS

“働く人の相棒コーヒー”として親しまれている、ロングセラーブランドです。
多様なニーズを捉えたラインナップの拡充や、話題性のある広告、キャンペーンの展開により、多くのお客様に選ばれています。

サントリー緑茶 伊右衛門

京都の老舗茶舗「福寿園」の茶匠が厳選した茶葉を使用した、豊かな味わいの緑茶ブランドです。2004年の発売以来、幅広いお客様から好評を得ています。

サントリー緑茶 伊右衛門 特茶(特定保健用食品)

サントリー緑茶「伊右衛門 特茶」は、“体脂肪を減らすのを助ける”特定保健用食品として、「伊右衛門」ブランドから、2013年10月に発売されました。
このほかにも、“GREEN DA・KA・RA”、“ペプシ ジャパンコーラ”などのコアブランドがあります。

既存事業で市場を上回る成長と新規成長投資による増分獲得

同社は、グローバル飲料業界において、消費者トレンドの一歩先を行く、ユニークなポジションの確立を目指しています。
「既存事業で市場を上回る成長」に加え、「新規成長投資による増分獲得」により、2030年売上2.5兆円を目指しています。
また、売上成長を上回る利益成長の実現を目指しています。
同社は、この目標を達成するために、以下の重点項目を中心に、積極的に事業展開していきます。

成長戦略

First Mover – オーガニック成長

• コアブランド イノベーション
• 新カテゴリーの創造

Game Changer – 非連続な成長

• 新市場、新飲料モデルの開発
• M&Aを積極的に推進

成長を支える取り組み

• センター オブ エクセレンスとDXの推進
• アジアパシフィックリージョンの新設

構造改革

• 日本の自動販売機事業構造改革
• 欧州業務用ビジネス構造改革
上記に加え、サステナビリティ経営を推し進めることで、地域社会へ貢献していきます。

Promise 社会との約束/水と生きる Mizu To Ikiru

「水は、地球上のすべての生命の源です。『水と生きる』を掲げる会社として、自然を大切にし、社会を潤し、そして新たな挑戦を続けることを約束します。」

Vision

次世代の飲用体験を誰よりも先に創造し、人々のドリンキングライフをより自然で、健康で、便利で、豊かなものにする

まとめ

サントリー食品インターナショナル株式会社は、独自の技術により、ニーズを捉えた商品を開発し、発展を続けてきました。今後も、「人々のドリンキングライフを」「豊かなもの」にするため、バラエティに富んだ商品展開を図っていくものと思われます。
引用:サントリー食品インターナショナル株式会社 https://www.suntory.co.jp/softdrink/company/

「vision」内 サントリー食品インターナショナル株式会社

関連記事

  1. 【経営理念-企業ピックアップ】株式会社クボタ

  2. 【経営理念-企業ピックアップ】日本農薬株式会社

  3. 【経営理念-企業ピックアップ】ダイキン工業株式会社

  4. 【経営理念-企業ピックアップ】株式会社ゼンリン

  5. 【経営理念-企業ピックアップ】カシオ計算機株式会社

  6. 【経営理念-企業ピックアップ】株式会社秋川牧園