株式会社ホクリヨウ
株式会社ホクリヨウは、1949年に創立し、養鶏の生産・販売などを行っている企業です。生産した製品を問屋を通さずに直販販売しています。北海道内・東北に計8支店を持ち、鶏卵はほとんどの有名スーパーと直接取引をしている日本でも有数の鶏卵企業です。
有名スーパーと直接取引をしている日本でも有数の鶏卵企業
同社は、北海道(5ヶ所)・東北(3ヶ所)に成鶏農場があり、北海道内では専用の育成農場で雛の育成を行っています。
コンピューター管理を随所に取り入れた鶏舎で近代的養鶏を行っていますが、特にサルモネラの汚染防止を念頭に、安全環境整備に重点を置き、マニュアルによる鶏舎内の清掃・消毒要領を細かく規定し、実行しています。
また、農場内に芝生を張り、あるいは植樹をし、農場全体を庭園化することによって、いわゆる「庭園農場でつくられた卵」をキャッチフレーズにしています。
農場とパッキング工場はバーコンベアーでつながっており、毎日生産された卵は人手をかけず、工場内で製品化されます。
パッキング工場も一般の「食品工場」と同様の衛生基準を設け、「安全、安心な卵」の製造を心掛けています。
2004年からはトレーサビリティを全国でいち早くスタートし、卵1個1個に賞味期限と製造ロット番号を印字しています。
これからの食品に求められる最も大事なものは「安全性」です。その追求を第一の目標としています。
ホクリヨウ鶏卵生産の特徴
強健な母鶏から健康な清浄卵を生産
強健な母鶏から清浄卵の生産を目的に、雛の専門育成農場を安平町早来に設置しています。
清浄農場で育成した雛は母鶏になってから違いがでます。
安全を作る獣医技術チーム
卵に限らず、食品の安全性は不安定です。衛生飼料・栄養学・獣医学等の専門知識と経験が必要です。
独自考案のインフルエンザ防止対策鶏舎と庭園農場
全鶏舎は、長年の技術と経験から考案されたウインドレスで、特にインフルエンザ・サルモネラ菌等の危険を効果的に防除しています。
安心のトレーサビリティシステム
全てのたまご一つひとつに、賞味期限とトレーサビリティ番号を印字しています。
経営戦略
①事業領域の拡大
2014年に買収した岩手県にある株式会社第一ポートリーファーム及び盛岡、仙台の営業支店を拠点に、南東北・関東圏への販路、販売量の拡大を引き続き実行していきます。
香港市場への道産鶏卵輸出を開始し、今後はアジアを中心に海外市場への販路拡大を目指しています。
②相場に左右されない収益体質の構築
鶏卵は相場商品であり、このため同社収益も相場動向に左右されやすい収益構造になりがちです。
同社は、相場に左右されない収益体質構築のため、販売価格が比較的安定し、相場の影響を受けにくい「付加価値卵」(各種栄養成分を強化した卵・アニマルウェルフェアを意識した卵)の開発、拡販に引き続き力を注いでいます。
③農場生産成績向上による鶏卵生産コストの引き下げ
生産コストの引き下げは、メーカーでもある同社にとって永遠の取り組み課題です。
最新技術を導入した鶏舎への建替え、飼料成分・飼育環境の改良、徹底した防疫対策を通じ、鶏卵生産成績の向上とコスト削減に取り組んでいきます。
経営(企業)理念/品質管理を追求し、安心して食べていただける製品を提供
経営理念
品質管理を徹底的に追求し、世の中に広く安心して食べていただける製品を提供する。
経営方針
グローバルな競争社会で成長発展していくために、常に将来を見通し大胆に変化していく。
行動指針
1.切磋琢磨を旨とし、難関に積極的に挑戦し苦悩の末成就する強い精神を養う。
2.先取かつオリジナルなアイディアで勝負する。
3.社会的秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力とは一切の関係を持たないとともに、不当な要求にも妥協せず毅然とした態度で対処する。
まとめ
株式会社ホクリヨウは、雛の育成からパッキングにいたるまで、「安全、安心な卵」の製造を心掛けています。今後も、アジアを中心に海外市場への販路拡大を目指しつつ、最新技術を導入した鶏舎への建替え、飼料成分・飼育環境の改良、徹底した防疫対策を通じ、鶏卵生産成績の向上とコスト削減に取り組んでいくと思われます。
引用:株式会社ホクリヨウ https://www.hokuryo.co.jp/
「vision」内 株式会社ホクリヨウ