【経営理念-企業ピックアップ】日本テレビホールディングス株式会社

テレビを観ながら、手でリモコンを操作している様子。日本テレビホールディングスが、人気番組やコンテンツ配信を通じて国民生活を豊かにし、テレビ放送の枠を超えて多様なメディア・コンテンツ事業を展開していることを示唆している。

日本テレビホールディングス株式会社

戦後復興期の1952年に民間テレビ放送免許を取得し、翌年に民放初の本放送を開始した日本テレビホールディングス株式会社は、日本におけるテレビ放送の草分け的存在です。
傘下に動画配信「Hulu」を運営するHJホールディングス、スタジオジブリ、タツノコプロなどがあり、企画・製作・販売など放送に関する事業をおこなうほか、スポーツジムのティップネスなど幅広く事業を展開しています。読売新聞グループ本社が筆頭株主です。

メディア・コンテンツに関する事業を展開

日本テレビHDは、TVの無料放送による広告枠販売や番組製作、映画、美術展などのイベント開催、コンテンツ配信などのメディア・コンテンツ関連を柱に事業を展開しています。
近年では2023年9月から放送を開始した「葬送のフリーレン」が高評価を得ており、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」も米国アカデミー賞など多くの賞を受賞しています。また、Huluのオリジナルコンテンツが会員獲得に貢献しているほか、アンパンマンこどもミュージアムの運営をおこなうACMも好調とのことです。

コアターゲットからの高い支持

中核となる子会社の日本テレビ放送網は、「ぐるぐるナインティナイン」「金曜ロードショー」「Zip!」などの人気番組や、「3分クッキング」といった長く続いている番組が多く、視聴率が高いことで知られています。広告主が最も重視する「コアターゲット(13歳~49歳)視聴率」において、2023年度まで12年連続で全日、ゴールデン帯などでトップの三冠を達成しており、2024年度4月~9月の段階でも三冠を維持しています。

広告収入の伸長継続と海外事業の強化

統合報告書2024によりますと、日本テレビHDではさまざまな伝送路にコンテンツを展開し、国内にとどまらず海外にも市場を拡大させていくことを成長戦略と位置付けているとのことです。2024年6月には海外戦略センターを新たに創設する組織改正をおこない、海外を伸ばしていく方針を示しています。

日本テレビホールディングスの経営理念

創業者の正力松太郎氏は『テレビの発展なくして、戦後日本の再建はありえない。』との信念から、時期尚早という声が大半を占めるなかテレビ放送を実現しました。また、公式HPで代表取締役 会長執行役員の杉山美邦氏は、創業の精神について『常に世界の先駆者として未来に向かって前進する』と紹介しています。

日本テレビHDは創業以来の精神に基づき、以下の経営理念を掲げています。
『正しく速やかな報道、質の高い映像・情報の提供と、テレビという枠を超えた多彩な文化の創造により、
国民生活を豊かなものにする』

まとめ

民間テレビ放送の先駆的存在の日本テレビホールディングス株式会社は、メディア・コンテンツ関連を中心に事業を展開しています。今後さまざまな媒体にコンテンツを展開し、海外市場の拡大を目指すとしています。

引用:日本テレビホールディングス株式会社 https://www.ntvhd.co.jp/ 

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