本田技研工業株式会社
本田技研工業株式会社は、自動車やバイクなどのモビリティの開発、耕うん機をはじめとするパワープロダクツの開発や、船舶・航空機のエンジン開発などを手掛けています。
陸・海・空の各領域で暮らしに貢献
本田技研工業の設立は1948年、二輪事業からスタートしています。「人びとの生活を豊かにしたい」という想いからバイクの製造を開始し、優れた性能と独自の販売網によって同社は急成長を遂げ、現在に至るまで二輪業界で確固たる地位を築いています。
後年の1953年にはパワープロダクツ事業、1963年には四輪事業、1964年には船外機事業、1986年には航空事業と事業を拡大しています。本田技研工業は陸・海・空の各領域で、人々の暮らしに役立つ製品を提供し続けています。
新型EVによるカーボンニュートラル実現
本田技研工業では、2050年のカーボンニュートラル実現を目指し、EV開発に取り組んでいます。同社は、2030年までにEVを7モデル展開することを予定しており、EV「Honda 0シリーズ」の開発に取り組んでいます。
「Honda 0シリーズ」とは、従来のEVに対するイメージを覆すEVシリーズであり、「薄く、軽く、賢く」というコンセプトで開発が進められているそうです。シリーズの具現化によって、5つのコア・バリュー「共鳴を呼ぶ芸術的なデザイン」「安心・安全のAD/ADAS」「IoT・コネクテッドによる新たな空間価値」「人車一体の操る喜び」「高い電費性能」を人々に提供するとしています。
環境負荷ゼロ・交通事故ゼロに向けて
本田技研工業は、「自由な移動の喜び」に満ちあふれた社会の実現を目指しています。同社は、その実現には人と社会に対して負の影響を与えないことが重要であると考え、「環境負荷ゼロ」「交通事故ゼロ」の実現に取り組んでいます。
「環境負荷ゼロ」に向けては、企業活動に加え、素材・部品調達から設計・開発・生産・輸送・販売・使用・廃棄段階に至るまでのライフサイクル全体を対象に、CO2削減に取り組んでいます。
「交通事故ゼロ」の実現に向けては、モビリティの技術開発だけでなく、交通事故予防に向けた啓発活動や、道路を利用する人々とモビリティが相互に関係し合いながら交通の流れをつくり出す概念「交通エコシステム」の構築に取り組み、人々がもっと行動したくなるような未来を創り上げていくとしています。
社是
わたしたちは、地球的視野に立ち、世界中の顧客の満足のために、質の高い商品を適正な価格で供給することに全力を尽くす。
まとめ
「人びとの生活を豊かにしたい」という想いの下、二輪事業からスタートした本田技研工業株式会社は、陸・海・空の各領域で、人々の暮らしに役立つ製品を提供しています。「自由な移動の喜び」に満ちあふれた社会には、環境負荷ゼロ・交通事故ゼロの実現が不可欠であるとし、EV開発や交通エコシステムの構築などに取り組んでいます。本田技研工業は、これからも人々と環境を想った事業を展開していくものと思われます。
引用:本田技研工業株式会社 https://global.honda/jp/