【経営理念-企業ピックアップ】株式会社コーセー

株式会社コーセー

化粧品大手の株式会社コーセーは、1946年に小林孝三郎氏によって設立されました。
近年の業績において創業者の孫にあたる小林章一氏が社長を務める子会社の株式会社アルビオンと、2014年に買収した米国のtarte, Inc.(タルト)が大きく貢献しています。2025年3月のコーセー社定時株主総会で承認されることなどを条件に、純粋持株会社体制へ移行する予定です。

顧客に愛されるロングセラーブランド

変化の激しい化粧品市場にあって、コーセーには長く続いているブランドが多数存在します。主に百貨店で販売しているハイプレステージ領域では、55年の歴史がある「DECORTÉ」がコーセーの最高級ブランドとして知られています。幅広い流通チャネルで販売するプレステージブランドの「雪肌精」は、40年にわたり世代を超えて愛されている有名ブランドです。その他、コーセーは30年以上のロングセラーブランドを複数保有しており、日本の顧客に磨き上げられたブランドを世界の市場に発信していくとのことです。

独自のブランドマーケティングが強み

創業者の孫にあたる小林一俊氏が代表取締役社長を務めているオーナー系企業のため、長期的かつ柔軟な対応ができるそうで、コーセーのブランドマーケティングの特長になっているそうです。
さらにコーセーはSNSによるブランドマーケティングを勉強させるため、SNS戦略において優れた実績がある子会社タルトに社員を派遣しているとのことです。

グローバル企業への進化を目指す

「2024年12月期 決算説明会資料」によりますと、コーセーはグローバル企業への進化を遂げるため、2030年までに売上高における海外比率を2024年度の34.5%から50%以上に引き上げていくことを目標としています。また、グローバルサウスと欧米を中心に、M&Aや資本提携のため600億円投資することを計画しているとのことです。

コーセーの企業メッセージ

コーセーでは、企業姿勢を表すため、以下の「企業メッセージ」を公式HPに掲載しています。

『美しい知恵 人へ、地球へ。』

また、目指していく方向・姿勢を制定し、「存在理念」として次のように定義しています。

『英知と感性を融合し、独自の美しい価値と文化を創造する。』

小林氏は「トップメッセージ」において、『人と地球に寄り添い、かけがえのない生涯をともに美しく彩る企業へ』進化していくというコメントをされています。

まとめ

株式会社コーセーは、オーナー系企業として長期的かつ柔軟なブランドマーケティングをおこない、数々のロングセラーブランドを世に送り出してきました。海外での販売や投資を強化し、グローバル企業へ進化していくとしています。
引用:株式会社コーセー https://corp.kose.co.jp/ja/

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