日本甜菜製糖株式会社
日本甜菜製糖株式会社は砂糖の自給体制確立と北海道の開拓推進を図るため、1919年に創立されました。日本甜菜製糖株式会社は北海道産のてん菜から砂糖を製造しており、現在では国内のてん菜糖供給の4割以上を担う国産糖の有力企業です。
ペーパーポット®
農業資材「ペーパーポット®」は1961年に日本甜菜製糖が開発した紙製の育苗容器です。通気性・透水性に優れているため、根にとって快適な環境が保てるのが特長です。また、紙をはがさずそのまま植え替えできるため、根を傷めずに効率的な作業ができます。
この「ペーパーポット®」により、てん菜の生産性は大きく向上したそうです。現在「ペーパーポット®」はてん菜だけではなく様々な農作物や植林事業に活用されており、省力化と廃棄プラスチックの削減につながる農業資材として世界的に高い評価を獲得しているとのことです。
てん菜糖から広がる事業
日本甜菜製糖は北海道産のてん菜を原料とする高品質な砂糖と、てん菜糖蜜を活用したパン酵母や、オリゴ糖等の機能性食品素材も製造・販売しています。また、日本甜菜製糖は機能性食品、配合飼料、工場跡地の再開発関連の不動産事業、そして上記のペーパーポット®に関連した農業資材など、てん菜を中心とした多角的事業をおこなっています。
ニッテンのビジョン
日本甜菜製糖は「中期経営計画」として2028年までの成長戦略と具体的な目標を示しています。日本甜菜製糖はその中で飼料事業や農業資材事業の強化、環境負荷低減の取り組みを重点的に取り上げています。これらの戦略を通じて、日本甜菜製糖は持続可能な成長を実現し、社会に貢献する企業としての地位を確立していくことを目指しているそうです。
日本甜菜製糖のパーパス
日本甜菜製糖は1969年制定の社是『開拓者精神を貫き 社会に貢献しよう』を創業100周年の節目に見つめなおし、自分たちの強みは何で、何を求められ、何ができるのかと協議を重ねたそうです。その結果、下記のパーパスを新たに策定したとのことです。
畑から、食卓へ。てん菜から広がる可能性を見いだし、人と環境にやさしいものづくりで、北海道、そして日本の未来に貢献します。
まとめ
日本甜菜製糖株式会社は1919年に創立され、国内のてん菜糖供給の4割超を果たす有力企業です。『畑から、食卓へ。てん菜から広がる可能性を見いだし、人と環境にやさしいものづくりで、北海道、そして日本の未来に貢献します。』というパーパスを掲げ、今後も社会に貢献していくことを目指すとしています。
引用: 日本甜菜製糖株式会社 https://www.nitten.co.jp/