【経営理念-企業ピックアップ】株式会社朝日ラバー

株式会社朝日ラバー

株式会社朝日ラバーは、創業1970年、設立1976年です。主な事業内容は、工業用ゴム製品の製造・販売を行っています。創業以来、しなやかな発想と卓越した技術力で、弾性体の可能性が追求され続けています。

コア技術「制御&感性」

同社は、「色と光のコントロール技術」「表面改質及びマイクロ加工技術」「素材変性技術」の3つのコア技術と「制御と感性」の成長キーワードの下、環境問題の解決に役立つ商品や画期的な商品になくてはならないパーツを創っています。

ASACOLORブランド

同社の「色と光のコントロール技術」は、様々な色をつくり出し、色調を精密に整えるだけでなく、透明なシリコーン樹脂に集光・拡散という光学的機能を持たせ、光をコントールする技術です。
この技術でつくられた製品は、ASACOLORブランドとして日米で商標登録されています。

LEDが持つ環境性能とコア技術のコラボレート「ASA COLOR LED」

環境問題が世界の解決すべきテーマとなっていく過程で、自動車の内装照明も電球からLEDへと転換が始まりました。
LEDは、長寿命で低消費電力、環境負荷物質を含んでいないという特徴があります。
蛍光体の特性を理解し、シリコーンゴムに配合する技術と、個々のLEDが持つ発光のばらつきなどの特性を細かく測定・分類し、それに応じたキャップを被せることで均質の光をつくるという技術が、ASA COLOR LEDの最大の特徴であり、強みでもあります。
ASA COLOR LEDは、青色LEDに、蛍光体を配合したキャップを被せた高品質LEDであり、シリコーンゴムキャップ内の蛍光体を調合する事で多彩な色度を創りだすことができます。

3つの事業領域

同社は、1970年に有限会社朝日ラバーを設立(創業)され、1976年に、株式会社朝日ラバーが設立されました。
同年1976年、2つのゴム製品を生み出しました。一つ目は、彩色用ゴム製品「アサ・カラー」(現:ASA COLOR LAMPCAP)、二つ目は、弱電用高精密ゴム製品「ホルダー」の生産が開始されました。
以降、様々な工業用ゴム製品を生み出し、同社の工業用ゴム製品は、様々な分野で活用されています。
現在、3つの事業が展開されています。

自動車・照明(光学)事業

色や明るさを調整できる特殊なラバーキャップで視認性を高めたLEDは、車載用照明として多くの採用実績があります。

医療・ライフサイエンス事業

表面改質・マイクロ加工技術を駆使した製品で、健康・福祉・介護に貢献する製品を提供しています。

機能・通信事業

同社のゴムの柔軟性を活かした製品は、人体に直接触れるウエアラブルデバイスやスマートウォッチなどに採用されています。

AR-2030VISION

弾性無限の創造で持続的な価値向上がつながる
社会に貢献する企業へと成長し続ける。

同社は、重点事業分野を4つに分け、それぞれの製品群を成長させるコア技術、工場の役割を整理し、これまでに整えてきた生産環境を最大限に生かす取り組みを進めています。

光学事業「デザイン思考で人に優しい快適な明かりの質を求める」

「感性・共感」をキーワードに、色と光を制御する技術と感性技術を磨き、自動車の内装照明市場から外装照明、またアンビエント照明に向けた技術開発と提案を進めます。

医療・ライフサイエンス事業「製品力を深化・進化・新化させ事業が貢献できる基盤を拡大する」

診断・治療分野、理化学機器分野、介護・予防分野に向けて制御技術と感性技術を磨き、世界の医療現場と患者のQOL(Quality of Life)向上に貢献します。

機能事業「再・省・畜エネルギーでライフスタイルに貢献する」

ビークル分野・エネルギー分野・環境発電分野・スポーツ分野において、制御技術と触覚・熱・振動・光関連の技術、感性技術を磨き、将来のライフスタイルの実現への貢献に向けて、弾性無限で人に優しい感性価値を提供します。

通信事業「弾性無限で人に優しい感性価値を提供する」

自動認識分野・通信機器分野・センシング分野において、伝える・伝わるセンシング技術、触覚・熱・振動・光関連の技術、感性技術を磨き、ゴムだからこそ実現できる価値を提供します。

社訓(企業理念)/個性を尊重し、特徴ある企業に高めよう

一、個性を尊重し、特徴ある企業に高めよう
一、豊かな人間関係、生活の向上を目指し、会社に奉仕しよう

経営基本方針

「株式会社朝日ラバーと朝日ラバーグループ(以下『朝日ラバー』という)には、“志”を持った方々が集まり、その志を果たすために、自らの能力を最大限発揮するとともに、その志を果たすために、一人ひとりの仕事が、会社を通じ、社会に貢献するものでなければならないことをしっかりと認識する必要があります。
朝日ラバーで働く一人ひとりが社会人としての良識や判断力を持ち、人間として成長する努力を続け、朝日ラバーが作り出す製品やサービスは社会の人々に直接、間接的な形で快適さや便利性、そして健康や介護に役立つもので、多くの方々に満足いただけるものである必要があります。
朝日ラバーは、この様に多くのお客様を始めとし広く社会全体に奉仕、貢献すること、そして、人間として成長をしていくことによって、“自らの志を果たす”という思いを持った社員の方々と、社会全体を結びつけるために存在しております。
朝日ラバーは、この存在理由や会社としての使命や目的といったものを、社訓として表現し、社訓の意味するところを経営の基本方針として位置づけし、あらゆる経営活動においての基本的な考え方、進むべき方向、目標とすべきものとしております。」

まとめ

株式会社朝日ラバーは3つのコア技術と成長キーワードの下、自動車・医療・通信など、様々な分野に不可欠な製品を手掛けています。同社は2030年へ向けて、生産環境を最大限に生かす取り組みを進めており、今後もゴム製品を通じて人々の豊かな生活へ貢献していくと思われます。

引用:株式会社朝日ラバー https://www.asahi-rubber.co.jp/

「vision」内 株式会社朝日ラバー

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