【経営理念-企業ピックアップ】岡本硝子株式会社

岡本硝子株式会社

岡本硝子株式会社は、1928年に創業され、カットグラスの生産を開始しました。現在は、光デバイス用ニューガラスと多層膜蒸着製品等の製造・販売を行っています。

岡本硝子の技術

殺菌で注目の紫外線技術を支える

250~400nmの紫外線を効率よく「拡散反射」させる厚膜です。
UV-C用(250~280nm)、UV-A/B用(300~400nm)の2種をラインナップしています。
特に、UV-C用は新型コロナウイルス等のウイルス殺菌・滅菌に効果的とされている265nm付近の反射率が高く、表面・水・空気等の殺菌・滅菌システム用途として期待されています。

オンリーワン技術で実現する様々なガラス成型品

同社の成型技術はプロジェクターの基幹部品である反射鏡とフライアイレンズで世界トップシェアを獲得しました。
独創のダイレクトプレス製法で、高品位・高精度なレンズを提供しています。
新製法G-injectionでは複雑立体形状・両面形状の成型が可能です。

銀が世界をより明るく

同社独自の新成膜技術により、銀特有の高反射性能を維持した耐久性の高い銀ミラーの開発に成功しました。
無限の可能性を持つ銀ミラー「Hi-Silver」が、アルミミラーや金ミラーにかわって世界をより明るく照らします。

電子部品を支えるミクロなガラス

ガラスフリットは電子部品を主とする「封止・封着」、「絶縁」、「電極」、「LTCC」用の材料として使用されています。
近年、真空デバイスや新エネルギー、LED光源や太陽電池などにも必要不可欠な材料として、ガラスフリットが注目されています。

海洋資源調査をガラスが支える

世界で最も深いと言われるマリアナ海溝チャレンジャー海淵(水深10,911m)の圧力(約110MPa)にも耐えられる耐圧ガラス球の開発に成功しました。
生物調査・資源調査・環境アセスメント調査など海洋調査に不可欠なツールとしてガラスの活躍の場が広がります。

岡本硝子の技術が暮らしを支える

1928年に創業し、カットグラスの生産からスタートしました。以降、様々なガラス製品を生み出してきました。
さらに、素材開発技術、成型技術、薄膜技術というコア・コンピタンスを磨き、プロジェクター用反射鏡:86.4%(同社推定。以下同じ)、同内部レンズ:61.2%、デンタルミラー約72%と、世界シェア№1製品を3つ持つオンリーワン企業へと成長しました。

反射鏡・リフレクター

プロジェクター用反射鏡を中心とした、光源からの熱線を透過し可視光のみを反射させるコールドミラーや、紫外線のみを反射させる露光装置用のUV反射鏡などを製造しています。
ガラス基材は、アルミノシリケートガラス『XHK』と結晶化ガラス『TCM』の2硝材を基本材料とし、反射コーティングは真空蒸着法とIAD法にて要望にあわせ成膜しています。

ガラスレンズ

オリジナル硝材のホウケイ酸ガラスH-3を使用した耐熱・耐久性に優れたレンズです。
独自のダイレクトプレス製法やG-Injection®製法により、高品位・高精度なレンズを提供しています。
ハイパワーLEDやレーザー光源にも対応し、プロジェクター用途として豊富な採用実績があります。

デンタルミラー

配光制御されたガラス精密成型技術と、可視光帯域反射・赤外光帯域透過させる波長制御技術を活用した、熱を発さない無影灯用のミラーです。

売上構造転換の加速

ガラス容器への加飾蒸着が新たな事業の柱に加わりましたが、次世代自動車向け車載部品、5G通信部品用ガラスフリット、フリーフォール型深海探査機「江戸っ子1号」、耐圧ガラス球などの事業拡大も更に進めていき、プロジェクター用反射鏡及びフライアイレンズの需要減少時も収益が確保できる売上構造へ転換していきます。
加えて、Withコロナ、Afterコロナの時代に対応する紫外線高反射膜、紫外領域の波長選択フィルターなどの販売を迅速に展開していきます。
プロジェクター用部品についても、固体光源化の進捗に合わせて高精度の内部レンズ、高耐久性銀ミラー「Hi-Silver®」、PiG(Phosphor in Glass)の売上比率を高めていきます。

企業理念/特殊ガラスと薄膜で光の時代をリードし感動する商品・サービスを提供

「特殊ガラスと薄膜で『光の時代』をリードし、お客様が感動する商品・サービスを、提供し続けます。」

経営理念

「常に地球と時代をみつめるダイナミックな経営を行い、社員一人ひとりの人生の充実と会社の発展を目指します。」

行動規範

「始まりは、いつも私から。それ、私がやります。」

Yes, I Can.

まとめ

岡本硝子株式会社は、素材開発技術、成型技術、薄膜技術を磨き、世界シェア№1製品を3つ持つオンリーワン企業です。今後は、新たな柱である事業の拡大を更に進めていき、時代に対応する紫外線高反射膜、紫外領域の波長選択フィルターなどの販売も進めていくと思われます。

引用:岡本硝子株式会社 https://ogc-jp.com/

「vision」内 岡本硝子株式会社

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