株式会社アルプス物流
株式会社アルプス物流は1964年に株式会社渡駒として創業し、貨物取扱事業と包装資材販売事業を開始しました。1987年に社名を現在の株式会社アルプス物流に変更し、2004年には株式会社アルプス物流と同じく電子部品の物流を主力とするTDK物流株式会社と合併し、経営基盤の安定化を図るとともに電子部品分野の物流体制を強化しました。
2024年にロジスティード株式会社(旧・日立物流)の子会社LDEC株式会社によるTOBを経てロジスティードの傘下に入り、同年12月17日をもって上場を廃止しています。
一貫物流サービス
アルプス物流は商品の保管や輸送、積み下ろし、仕分け、包装、通関など、物流に関わるすべての工程を一貫してサポートしています。こうした総合的な体制により、顧客から納品先までをスムーズにつなぐ「ワンチャンネルサービス」を提供しています。
特に半導体や精密機器など取り扱いに高度な知識と技術が求められる電子部品の分野を得意としており、電子部品メーカーとセットメーカーを最適物流で結びものづくりを支えているとのことです。
5つの強み
半世紀以上に渡ってものづくり物流に携わってきたアルプス物流は、ベースになっている強みとして以下の5つを挙げています。
・総合物流
ものづくりに関する各種物流サービスを統合的かつグローバルに提供。
・品質へのこだわり
ものづくりを熟知し、精密な製品の取り扱いや流通加工、時間・数量の正確さなど品質を追求。
・提案力
高度な専門知識と柔軟かつ幅広いサポート体制を駆使し、顧客の隠れた課題にも最適なソリューションを提供。
・情報システム
顧客から得た経験やノウハウを落とし込み自社で開発・カスタマイズした物流情報システムを運用し、IT力で産業界の変化に対応。
・ネットワーク
各国のレギュレーションに則した独自サービスと海外物流拠点の要所を組み合わせ、グローバルサプライチェーンの最適化をサポート。
アルプス物流の今後
アルプス物流は複雑化するグローバルサプライチェーンに対応するため、国内外の拠点やネットワークの拡充を進めているそうです。現場力・システム力・人材力の強化を通じて、顧客ごとに最適な物流を提供する体制を整え、物流マネジメントの進化を加速させているとのことです。
アルプス物流の企業理念
豊かな社会の実現
新たな価値の創造
従業員の尊重
まとめ
1964年創業の総合物流企業、株式会社アルプス物流は、顧客から納品先まで一貫した物流サービスを提供しています。半導体や精密機器などの電子部品の取り扱いを得意とし、高品質なサービスとグローバルネットワークで、ものづくりを支える物流を展開しています。