エレコム株式会社
1986年に設立されたエレコム株式会社はオフィス家具メーカーとして事業をはじめ、パソコンデスクの販売等をおこなっていました。
現在では自社で製造設備を持たないファブレスメーカーとして企画・開発に特化し、パソコン・スマートフォン関連製品を主力に幅広い商品を展開しています。
総合力と専門性を強みに事業を展開
マウスやUSBなど多数の商品部門でトップシェアを占めているエレコムは、20,000点以上におよぶデジタル機器のサプライ製品や周辺機器を取り扱っています。近年では無線LANルーターなどのネットワーク製品を強化しているほか、クラウドサービスや無線LANアクセスポイントの設置、アプリケーションなどにも事業領域を拡大しています。
また、医療や省エネなど専門領域のソリューションに必要なハードウェアの設計・開発もおこなっています。
デザイン性に優れた商品をスピーディーに開発・販売
エレコムは、トレンドに合わせ3~4年ですべての商品が入れ替わるほどスピーディーな商品開発を特徴としています。デザイン性の高さにも定評があり、権威ある賞として国際的に認められている「iF デザインアワード」など、数多くのデザイン賞を受賞しています。
また、売場への提案力や商品販売力もあるとのことで、時流に合った商品を市場に投入・展開することで事業を成長させてきたそうです。
北米・欧州進出とBtoB強化で新たな成長軌道へ
2024年度からの中期経営計画において、『お客様に愛される日本発・唯一無二のグローバルブランドの創造』を基本方針として掲げ、成長戦略の中心に北米・欧州市場への本格展開とBtoB領域の強化を据えています。また、以下の三本柱を軸としグループの社会価値と持続的成長を両立させるとしています。
①連結経営の強化
グループ間の経営資源を有機的に結びつけ、あらゆる機能の最適化を図る方針です。連携を深めることで、生産性と収益性の両面におけるシナジーの最大化を目指すとしています。
②顧客体験価値の向上
購買からサポート、再購入に至る一連の体験設計を重視し、ECとリアルのデータ統合やSNS活用によるブランド強化などに取り組むとしています。Z世代を含め幅広い顧客層との接点拡大につなげていく方針です。
③サステナブル経営の推進
環境配慮型製品の拡充や社内指針のもと、持続可能な社会の実現に向けた活動を強化しているそうです。
エレコムのパーパス
Better being
このパーパスには事業を通し社会をより良くし、持続可能な地球環境や地域社会に貢献していきたいという想いが込められているそうです。
まとめ
エレコム株式会社は企画・開発に特化したファブレスメーカーとして、PC・スマートフォン関連製品を中心に約2万点以上の製品を展開しています。今後は北米・欧州進出やBtoB強化を軸に、『お客様に愛される日本発・唯一無二のグローバルブランドの創造』を目指すとしています。また、パーパス『Better being』のもと社会や環境への貢献もおこなっています。
引用:エレコム株式会社 https://www.elecom.co.jp/