【経営理念-企業ピックアップ】ダイトウボウ株式会社

ダイトウボウ株式会社

ダイトウボウ株式会社は、1896年に設立されました。現在、企業グループで、商業施設/不動産、アパレルファッション・ユニフォーム、ヘルスケアの事業を展開しています。

125周年を超える歴史と伝統

商業施設/不動産事業

・心地よい生活文化の提案
心地よい生活文化を提案し続ける同社の商業施設です。
「お客様に喜ばれる空間づくり」を基本ビジョンに、豊かな生活空間を提供しています。

アパレルファッション・ユニフォーム事業

・120年培ったモノづくりの精神を継承
「お客様に喜ばれるモノづくり」を基本ビジョンとして、アパレルファッションからユニフォームまで幅広くニーズに応えています。

ヘルスケア事業

・これからの健康長寿社会のために
高齢化の進展と健康意識の高まりに応えて、同社独自技術の商品を活かして、お客様の健康で快適な生活をサポートしています。
同社グループの国内生産拠点の高い技術力が強みです。
さらに和田哲カンパニーの取扱商品がラインナップに加わりました。

海外関連事業

主に中国の上海を中心に、東南アジアも視野に入れて海外でのOEM事業展開などに取り組んでいます。

毛織物モスリンを国産化

同社は、1896年創立し、日本で最初の毛織会社としてモスリンの製造を開始しています。
1902年に、モスリン生産の国内シェアが81%に達しました。
その3年後の1905年、国産モスリンが初めて海外の輸出を成功させるなど、繊維業界の雄としてスタートしました。
1911年には、羊毛トップ製造を開始し、日本初の日本初の羊毛原料から織物までの一貫工程を確立し、繊維に関する製品を幅広く扱うようになります。
戦後の1960年には、紳士既製服事業に進出し、1965年、日本における既製服の海外提携ブランド第1号「ロッキンガム」スーツを販売しました。
10年後の1970年に、英国デザイナー、ハーディ・エイミスと提携し、既製服に欧州ファッションを導入しています。
更に1980年に、寝装製品の製造を開始し、1996年には、新防縮加工素材(Eウール)の開発をするなど、世の為、人の為、広く社会に貢献してきました。

~PROGRESS IN THE NEW NORMAL~

中期経営計画の基本的な考え方

 •コロナ後のニューノーマル下における市場変化への対応を見据え、事業ポートフォリオを見直し、より収益性・将来性の高い業務へのシフトを強める考えです。
•収益の柱である商業施設事業に経営資源の傾斜配分を継続するとともに、コロナ禍で市況回復に遅れがみられる一部アパレルOEM業務や旧来型の低機能な寝具の製造販売を縮小し、働く女性などをターゲットとしたジェンダーフリーなアパレルOEMや高機能のヘルスケア製品販売へのシフトを一段と推し進めます。
•その際、SDGsに準拠したテーマでの事業展開に注力するとともに、ESG(環境・社会・ガバナンス)などの概念もしっかり意識して取り組みます。
•こうした事業推進において、当社事業相互の垣根を取り払いオールダイトウボウとしてベストなソリューションを顧客に提供することや、自社ECサイトなど非対面のチャネル活用などにより、ニューノーマル下での新たなビジネスチャンスをしっかり捉えていく考えです。

経営理念/「進取の精神」と「自利利他の心」

「進取の精神」

「自ら進んで新しいことを取り込み変化に柔軟に対応する精神」

「自利利他の心」

「自利利他は仏教において『利他の実践がそのまま自分の幸せなのだ』という考え方であり、自利利他の心は、すなわち、世の為人の為に尽くす社会貢献の心」
「1896年の創業以来、初の毛織物の国産化に取り組むなど、長年にわたり尽力してまいりました。
その創業の使命は、『進取の精神』と『自利利他の心』という経営理念として、120年にわたり脈々と受け継がれ今日に至ります。
『進取の精神』と『自利利他の心』を当社グループ役職員全員が共有し、グループ一丸となって、企業価値向上に傾注致します。」

まとめ

ダイトウボウ株式会社は、3事業を柱としている企業グループです。毛織物モスリンを国産化し、初の海外輸出を成功させるなど、繊維業界をけん引しています。今後、コロナ後のニューノーマルに向けて、事業を展開していくと予想されます。

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