株式会社大森屋
株式会社大森屋は、1927年の創業から愛される製品づくりをしてきたそうです。祖業である加工海苔の製造販売にとどまらず、食の分野において健康食品や自然食品にまで視野を広げ、付加価値の高い製品づくりを目指しているとのことです。
海苔製品をはじめとする多種多様なラインナップ
主力商品である海苔製品では、好調な業務用関連をはじめ、ギフト関連品にてふりかけやお茶漬けなどで人気の高い商品を組み合わせることで消費者の選択の幅が広がる販売を行っているそうです。他方、「緑黄野菜ふりかけ」「カリカリ梅」「お茶漬職人」「しじみわかめスープ」といった海苔製品以外の製品も展開しているとのことです。そのほかインターネットによる通販を行うなどして、周辺事業強化を図っています。
独自性のある商品を提供するために
海苔売場近くで販売されている商品を開発・投入していくという計画を、大森屋は「隣村作戦」とよんでいるそうです。1980年の「しらすふりかけ」の販売で確かな手応えがあったそうで、1994年から本格的に進めているとのことです。同年に販売が開始された「緑黄野菜ふりかけ」は、大森屋のふりかけ部門において現在も売上1位の人気を維持しています。ふりかけ以外にもお茶漬けやスープなど、開発商品の幅を広げているそうです。
『つくるひとが楽しい、食べるひとがうれしい』社会へ
2024年9月期(第71期)報告書によると、大森屋は、『日本の食文化の素晴らしさを尊び、その新しい価値の創造を提案の柱とすること』を基本方針としているそうです。大森屋は、社会貢献や環境、働きがいを中心とした取り組みを行うことで、「つくるひとが楽しい、食べるひとがうれしい」社会の実現に貢献するとしています。
報告書では市場環境について、主要原材料である原料海苔の高騰が続き、製造コストも大幅に増加していると指摘しています。厳しい環境が続く中、安全・安全な製品の安定供給と生産活動の効率化およびコスト削減、新製品の開発に注力するとしています。
大森屋の企業理念
大森屋が守り受け継いできたのは、『消費者の視点に立った経営』という企業理念に基づいた品質重視の姿勢であるそうです。近年における本物志向・健康志向の強まりと日本食へのニーズの高さに対応するべく、創意工夫による成長を目指しているとのことでした。
まとめ
株式会社大森屋は1927年に創業された企業です。海苔製品をはじめ、健康食品や自然食品を販売しており、「隣村作戦」というユニークな商品開発を行っています。株式会社大森屋は、企業理念「消費者の視点に立った経営」のもと、今後も品質重視の経営を継続していくとのことでした。
引用:株式会社大森屋 https://ohmoriya-inc.co.jp/