【経営理念-企業ピックアップ】三菱地所株式会社

三菱地所株式会社

三菱地所株式会社は1937年に設立された、総合不動産デベロッパーです。三菱グループの中核企業として丸の内を中心にまちづくりに取り組んでおり、オフィスビル、商業施設、ホテル、住宅の開発、物流施設・空港の運営のほか、様々な事業を展開しています。

 丸の内と共に歩む

三菱地所は、三菱合資会社から建築課の業務を引き継ぐ形で設立されました。太平洋戦争が終結した1945年、戦後の苦境の中「新丸ノ内ビルヂング」の建設に着手し、1952年に竣工した同ビルは丸の内エリアのシンボルとなりました。
高度経済成長期には、丸の内においてオフィス需要が急増、スクラップ&ビルドによって大型ビルを次々と建設し、丸の内を都市機能と都市環境美を兼ね備えたビジネス街へと生まれ変わらせています。
1998年からは丸の内の再構築に着手し、商業施設やホテルなどの建設を進め、ビジネスオンリーだった丸の内にショッピング、グルメ、エンターテインメントといった新たな魅力を与え、土日にも人が集まる人気スポットへと変革させています。

 三菱地所の強み「独自の知見とノウハウ」「時代を先取りするDNA」

三菱地所の強みには、丸の内を日本有数のビジネス街へと発展させてきた、独自の知見とノウハウが挙げられます。その独自の知見・ノウハウを活かして、オフィスビル、商業施設、ホテル、住宅、物流施設、空港など多岐にわたる事業が国内外で展開されています。それらの事業で新たに得られた知見・ノウハウは、丸の内のまちづくりに還元され、相乗効果を生み出すサイクルが構築されているそうです。
また、日本初の本格的なアウトレットモールの開発や、いち早くREIT(不動産投資信託)市場へ参入するなど、常に時代の先駆けとなる新たな価値を提供してきたDNAも強みとなっているとのことです。

 企業価値のさらなる向上に向けて

三菱地所グループでは、「長期経営計画 2030」の中で、2030年にROA(総資産利益率)5%、ROE(自己資本利益率)10%、 EPS(1株当たりの純利益)200円という目標を掲げています。「社会価値向上」「株主価値向上」を両輪に据えた経営を実践し、次世代に向けた社会インフラ提供の継続、高効率で市況変化に強い事業ポートフォリオへの変革によって、企業価値のさらなる向上を図っていくとのことです。

 基本使命「私たちはまちづくりを通じて社会に貢献します」

私たちは、住み・働き・憩う方々に満足いただける、地球環境にも配慮した魅力あふれるまちづくりを通じて、真に価値ある社会の実現に貢献します。

まとめ

三菱地所株式会社は、1937年に設立された総合不動産デベロッパーです。同社は丸の内のオフィス街としての発展に大きく貢献したほか、その後の再構築では商業施設などを建設し、丸の内をビジネス街から多様な魅力を持つエリアへと変貌させました。長年にわたって丸の内を育ててきた企業であり、独自の知見とノウハウを持っています。現在、同社は社会価値向上と株主価値向上に向けて、次世代に向けた社会インフラの提供と事業ポートフォリオの変革による企業価値向上に取り組んでいます。三菱地所は、真に価値ある社会の実現に向け、これからも魅力あふれるまちづくりに取り組んでいくと思われます。

引用:三菱地所株式会社 https://www.mec.co.jp/

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