【経営理念-企業ピックアップ】株式会社オークワ

株式会社オークワ

1938年に呉服の委託販売業としてスタートし、1959年にスーパーマーケット第1号店を開店しました。和歌山を地盤とし、8府県に152店舗(2024年2月期)展開しています。
共同仕入機構ニチリウグループに加盟しており、ニチリウグループPB商品「くらしモア」も取り扱っています。

積極的に新業態を開発し計画的に業態転換

オークワでは、多彩な顧客ニーズに応える新業態の開発を積極的におこなっているとのことです。既存店の業態転換も意欲的におこない、魅力あふれる店舗網を構築していくとしています。主力とするレギュラー業態「オークワ」、海外輸入品などもあつかうワンランク上の「MESA」、値段の安さに特化した「Price Cut」などの業態のほか、2024年9月には惣菜・ベーカリー専門の新業態「ANDDELICA」を大阪市に出店しています。
実績は新設のマーケティング室で分析をおこない、顧客から愛される店として都市部にて店舗数を増やしていきたいそうです。

小売業でありながらメーカーでもある

オークワは食品工場オーデリカファクトリーを和歌山県と岐阜県で運営しており、約200品目を製造するほか、PB商品「オークワプレミアム」の開発や製造もおこなっているそうです。自社工場があることで付加価値の高い惣菜や地域の魅力を詰め込んだ商品の企画製造ができることを強みとしています。
「オークワのブランドマークが付いている商品を買うようにしている。値段は高いが本当に美味しい」という顧客の意見があったそうで、PB商品への自信につながっているとのことです。

マーケティング分析による店舗運営へ

統合報告書2024によると、業態の特色を重視する店舗運営から、業態・個店別にマーケティング分析を活用する運営スタイルに変更する方針で、買い物の傾向を分析し売り場作りに反映していくとしています。すでにマーケティングデータを活用し対象となる品目を選定、値下げをおこなっており、販売数が大幅に増えたそうです。
出店についても、従来は人口などのエリア特性把握をメインにしていましたが、今後の出店は需要把握までおこない精度を上げていくとしています。

オークワの信条

スーパーマーケットを初出店して以来、オークワは以下の信条により経営してきたそうです。
「商業を通じて地域社会に貢献する」
統合報告書2024にて代表取締役社長の大鍬弘嗣氏は「人が生きていく上で欠かすことのできない「食」を通じて地域の皆さまの生活に寄り添い、健康を支えたいという想いを事業の根底としてきました。」と語っています。

まとめ

ニチリウグループに加盟する株式会社オークワは、近畿、中部にスーパーマーケット「オークワ」などを展開しています。自社工場による高付加価値商品の開発・製造を強みとし、今後はマーケティング分析を重視していくとしています。

引用:株式会社オークワ https://www.okuwa.net/

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