倉敷紡績株式会社
倉敷紡績株式会社は、1888年に創立しました。繊維・自動車・住宅・エレクトロニクス・半導体・環境プラント・バイオメディカルなど幅広い分野で事業を展開しています。人々や社会を豊かにする製品やサービスの提供を目指し、その実現に取り組んでいます。
暮らしの中に広がる
同社は、繊維製造技術の応用から、約130年の歴史の中でその事業領域を広げてきました。
樹脂加工技術を住宅建材や自動車部材へ展開する化成品事業、染色工程での「色」制御の自動化から色彩管理および検査計測へと広がったエレクトロニクス事業のほか、エンジニアリング・バイオメディカル・工作機械・食品事業など、その事業領域は暮らしの中に広がっています。
技術研究所の役割
同社のクラボウ先進技術センターにある技術研究所は、クラボウグループの研究開発活動の中核組織として、自由な発想によるイノベーションと進化させたコア技術を水平展開して、同社の未来を支えています。
全社の視点で事業の拡大をめざすコーポレート研究所と、事業部門の製品開発や分析・解析サービスを行うカンパニー研究所の両方の役割を担っています。
市場のニーズやトレンドをもとに新たな技術で事業を開拓する応用開発グループと、6つの専門領域で技術を深耕する基盤技術グループが横断的に連携する強力なプロジェクトチームを編成し、コア技術の複合化で他社にはない新しい事業の創出に挑戦しています。
豊かさを紡ぎ、夢を織り成す、クラボウの原点
同社の原点である繊維事業では、紡績、織布、染色・加工における独自の高度な技術を活かし、綿やウール、麻など天然繊維をベースにした高機能・高感度な繊維製品を次々と開発しています。
ユニフォームやデニム、カジュアルなどの厚手素材では確固たる地位を確立しました。
様々なニーズに対し、一つ一つ顧客の立場で企画・提案できるのが強みになっています。
近年では、機能性・感性を追求した高付加価値素材の提案をグローバルに展開し、繊維製品を通じた新しいライフスタイルの提案を目指しています。
Creation’21イノベーションによる収益拡大と企業価値の向上
事業セグメント別重点施策の概要
「各事業分野における成長・注力事業に対し、経営資源を積極的に投入する中で、業容・収益拡大に繋がるビジネスモデルの構築に努めてまいります。また、SDGsへの貢献など、社会課題解決に繋がる商品・サービスの開発・提供にも注力してまいります。各事業セグメントにおける主な重点施策は以下のとおりです。」
繊維事業
・新しいビジネスモデルの構築による高付加価値商品の拡販
・AI・loTを活用したスマート工場化による競争力の向上
・グローバル展開の再編と拡大
化成品事業
・高付加価値事業(高機能樹脂加工品、機能フィルム、高機能資材)への経営資源の集中による業容拡大
・基盤事業(ウレタンフォーム、建材)の再構築と新商品開発・新市場拡大
・関係会社との連携強化によるグローバル事業展開とシナジー効果の追求
環境メカトロニクス事業
・ロボットや検査・計測、遺伝子などの分野での、AIを駆使したシステムアップ商品の開発
・インフラ関連商品、再生エネルギー関連商品の拡大
・海外拠点を中心とした工作機械(横中ぐりフライス盤)の拡販
食品・サービス事業
・フリーズドライ食品事業を中心としたBtoBビジネスの拡大
・倉敷アイビースクエア(ホテル事業)における大型宴会
・インバウンドの受注強化、大規模リニューアルによる集客力アップ
不動産事業
・長期安定収益の維持・確保を目的とした保有不動産賃貸事業の再構築
経営(企業)理念/新しい価値の創造を通じてより良い未来社会づくりに貢献します
経営理念
「私たちクラボウグループは、新しい価値の創造を通じてより良い未来社会づくりに貢献します」
社是
同心戮力(どうしんりくりょく)
「社内の和と団結を第一とし、若手の力を十二分に発揮できる環境づくりを目指して初代社長が社是として掲げた言葉。一人一人の働きや才能が異なっていても、目的を達成するために、皆が心を一つにして、お互いに力を合わせて協力していこう、という意味です。儒家の始祖であり中国春秋時代の思想家、孔子の史書の代表的な注釈書『春秋左氏伝』にある一節。」
まとめ
倉敷紡績株式会社は、繊維事業から始まりました。繊維事業から事業領域を拡大し、現在、様々な事業の展開を行っています。既存事業の拡大や新事業の創出に向け、新たな挑戦をしていくと思われます。
引用:倉敷紡績株式会社 https://www.kurabo.co.jp/
「vision」内 倉敷紡績株式会社