【経営理念-企業ピックアップ】東京窯業株式会社

世界的な耐火物メーカーである東京窯業(TYK)が、鉄鋼や非鉄金属、ファインセラミックスなど先端素材の開発に挑む様子を抽象的に表した画像。金属の表面に同心円状の加工が施されており、その上に光が反射している。

東京窯業株式会社

東京窯業株式会社(以下、TYK)は、前身である牛込製粉工場が明知耐火煉瓦株式会社の多治見工場と合併した1947年に設立されました。現在では国内16ヶ所、海外において11の国と地域に営業拠点を展開しています。

世界を支える耐火物のグローバルリーダーへ

鉄鋼や非鉄金属など高温産業を支える耐火物の分野において、TYKは世界的なシェアを有する企業として知られています。TYKは耐火物で培った素材開発技術を活かし、ファインセラミックスやアドバンストカーボン材といった最先端材料分野における技術開発・製品化事業を拡大しています。また、排ガス浄化フィルターや抗菌製品など環境創造領域においても独自技術を駆使し、持続可能な社会に貢献しています。
TYKはそれぞれの領域を深化させながら、新たな技術革新に挑戦し時代に求められる企業を目指すとしています。

最先端素材に挑む、TYKの研究開発拠点

TYKの多治見本部には、新たな技術を創出する3つの研究所が設置されています。
機能材料研究所では金属マトリックス複合材など先端素材の開発を進めており、環境材料研究所ではセラミックフィルターや廃棄物の再資源化・エネルギーリサイクルを通じて環境保全へ貢献しているとのことです。また、炭素材料研究所では黒鉛シートからブレーキ材、除菌資材まで幅広い応用展開を行っているそうです。
TYKはこのような研究開発体制の充実がグローバル市場での成長を支える要因であるとしています。

課題解決型モデルで顧客価値を創出

第106期(2025年3月期)有価証券報告書によると、TYKグループは、電子部品や環境関連セラミックスなど新素材分野で飛躍を図る方針を示しています。そのために耐火物・ファインセラミックスの先端技術を活用し、顧客の課題解決に共に挑む独自モデルの徹底を目指しているそうです。耐火物事業においては、米国や欧州、中国など海外に生産拠点を構え、製品を供給しています。今後はインド市場への進出やカーボンニュートラルへの対応にも注力していくとのことです。最後に新素材事業では、環境関連などの次世代産業向け製品の開発や投資による生産拡大に取り組み、産業構造の変化で生じる顧客のニーズに対応していくとしています。

しあわせを届ける東京窯業の社是

仕事を通じて世界に喜びと感謝の輪を広げる

まとめ

1947年設立の東京窯業株式会社(TYK)は、耐火物分野で世界的シェアを占める企業です。鉄鋼・非鉄金属分野を支え、先端素材や環境技術にも注力しています。多治見本部には3つの研究所を備え、新技術を創出しているとのことです。東京窯業株式会社は、社是「仕事を通じて世界に喜びと感謝の輪を広げる」のもと、今後も新素材分野での飛躍を目指すとしています。

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