【経営理念-企業ピックアップ】住友電気工業株式会社

住友電気工業株式会社

住友電気工業株式会社は、1897年の創業以来、電線・ケーブルの製造技術をベースに、独創的な研究開発とあくなき新規事業への挑戦を通じ、新製品・新技術を創出し、事業領域を拡大しました。不易の精神である「住友事業精神」と「住友電工グループ経営理念」を堅持し、持続的に成長、発展する企業「Glorious Excellent Company」を目指しています。

国産初、テレビ放送用アンテナの納入

アンテナ事業については、1949年、警察庁向けに30MHz帯移動用アンテナ(パトロールカー用ホイップアンテナ)を製造・出荷して以来、海上自衛隊の艦船用アンテナや陸上自衛隊の携帯用アンテナなどVHF(超短波)帯の各種アンテナを手がけました。
1952年に日本初のテレビ試験放送が開始され、翌1953年にはテレビ局が相次いで開局しましたが、当時、アンテナや給電線(同軸銅管型)には輸入品が使用されていました。
こうしたなか同社は、テレビ送信用アンテナについて日本放送協会(NHK)から国産化の協力要請を受け、早くから研究・開発に着手し、1957年にNHK小倉局で国産初の送信アンテナ・給電線を含めたアンテナ全系統の製作、および施工を行いました。
この実績が評価され、以降、各局の送信アンテナの建設に携わることになります。テレビ送信アンテナ系の製品化は、同社の無線技術にとっての大飛躍であり、無線技術革新の第1期といえます。

歩みと事業紹介

銅電線から始まった同社の電線・ケーブル事業は、電力用ケーブル、通信用ケーブルへ進展し、さらにマグネットワイヤー(巻線)、自動車用ワイヤーハーネス、情報機器等向け電子ワイヤーへと、社会の発展に応じて各分野で事業を拡大していきました。
一方、その電線・ケーブルの製造技術をベースに、同社は早くから事業の多角化にも取り組み、1931年に超硬合金工具、翌年には特殊金属線の製造を開始し、非電線分野への力強い一歩をしるしました。
さらに、1960年代以降「非電線部門の比率50%」を目標に多角化を加速し、化合物半導体、光ファイバ、人工ダイヤモンド、高温超電導など次々と画期的な製品・技術を世に送り出し、時代潮流の変化を底支えしてきました。
独自技術の開発と新規事業へのあくなき挑戦を続けてきた同社グループは現在、「自動車」、「エレクトロニクス」、「環境エネルギー」、「情報通信」、「産業素材」の5つの事業分野でグローバルに事業活動を展開しています。

中期経営計画(22VISION)Glorious Excellent Companyの実現に向けて

同社グループは、住友事業精神・住友電工経営理念を経営の基本的な価値軸とし、ありたい姿としてGlorious Excellent Companyを目指しています。
22VISIONにおいては、同社の強みである「自動車」「情報通信」「エレクトロニクス」「環境エネルギー」「産業素材」分野における多様な技術・製品群を活かすことで、新しい価値を創造し、従来同様「モビリティ」「エネルギー」「コミュニケーション」の3事業領域と、更にはそれらが重なり新しい社会ニーズが生まれる領域を中心に、よりよい社会の実現に貢献していくことを目指します。

住友電工グループ経営理念

●顧客の要望に応え、最も優れた製品・サービスを提供します。
●技術を創造し、変革を生み出し、絶えざる成長に努めます。
●社会的責任を自覚し、よりよい社会、環境づくりに貢献します。
●高い企業倫理を保持し、常に信頼される会社を目指します。
●自己実現を可能にする、生き生きとした企業風土を育みます。

1997年の住友電工創業100周年を機に『住友事業精神』を踏まえつつ、経営の基本精神として以下のように制定しました。

住友事業精神

この事業精神は、住友家初代・住友政友(1585~1652年)が晩年にしたためた商いの心得である『文殊院旨意書』を源流とし、住友の銅事業を中心とする歴史のなかで脈々と受け継がれ、深化を遂げてきました。その核心部分が明治時代に成文化されたものが、「営業の要旨」です(1891年)。それに加えて、住友歴代の経営者が残した言葉や経営上の決断という形で伝えられてきた理念や信条が一体となったものです。

まとめ

住友電気工業株式会社は、創造を形に出来る力を強みに、幾度もの技術革新を起こし続け、現在に至ります。技術革新が織りなす歴史を基礎基盤として、企業成長と環境活動における同社の描く未来図の実現が期待されます。

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