コニカミノルタ株式会社
コニカミノルタ株式会社は2003(平成15)年、カメラとフィルムにルーツを持つコニカとミノルタが経営統合し、売上高1兆円企業のコニカミノルタが誕生しました。1873年の創業以来培ってきた多彩な技術を活用して、情報機器や産業用光学システム、医療用画像診断システムなど、さまざまな分野の事業を展開しています。
コニカミノルタの強み 価値創造の源泉となる無形資産
「顧客接点」「技術」「人財」を強みに企業価値の向上へ
同社は、「顧客接点」「技術」「人財」の3つの無形資産を源泉に持続的な価値創造に取り組んでいます。
世界150カ国、約200万社との「顧客接点」は、顧客の方のニーズを深く洞察し、付加価値の高い製品・サービスを生み出すうえで大きな強みです。
また、見えないものをみえる化する「技術」は、事業の基盤となる「画像IoTプラットフォーム」を支える重要な強みです。
そして、世界各地の拠点にいる40,000名以上の「人財」が、それぞれの現場で、顧客接点や技術を活かして新たな価値を創出し、各事業のさらなる競争力向上に挑戦しています。
イメージングを核とした、4つの事業領域を展開しています
デジタルワークプレイス事業
オフィスや病院、物流、製造といった様々な業種・業態の現場の課題に、“Intelligent Connected Workplace”で顧客の方のDXや価値創造を支援しています。
プロフェッショナルプリント事業
自動化・省人化・スキルレスに加え、印刷会社の付加価値ビジネスへの転換 そして、
印刷会社の働き方改革と印刷サプライチェーンの変革を支援しています。
ヘルスケア事業
画像診断と医療ITサービスに加え、遺伝子診断と、創薬支援を一体的に推進。疾病の予防、早期発見、早期診断、新薬開発支援という価値を提供しています。
インダストリー事業
独自の画像IoTプラットフォームとバリュー・サプライチェーン全体への価値提供で、様々な産業のモノづくり最適化と、安全・安心といった価値を提供しています。
長期ビジョン Imaging to the People
長期ビジョン 目指す姿
Why 社会的意義
人間中心の生きがい追求(個別化・多様化への対応) ↑↓高次に両立
持続的な社会の実現(顕在化した社会課題の解決)
How 顧客価値 提供方法
●顧客自身も気づかない課題を可視化し、顧客の「みたい」欲求に応え最適な解決策を見いだす
●ワークフロー・バリューチェーンを俯瞰し「as a Service」モデルで顧客価値を提供
Who we are 差異性
個々の「みたい」に応える 時代とともに変化する Imaging へのこだわり + 現場での価値創出力
中期経営戦略「DX2022」
基本方針1 DX(デジタルトランスフォーメーション)により高収益ビジネスへと飛躍
同社は、プロダクト主体のモノ売りビジネスから、DXによる高付加価値サービス(DX as a Service)を主体としたビジネスへと業容転換を図っていきます。
それにあたり、プロダクトをさまざまな機器とネットワークでつなげ、顧客の方の現場から得られる情報をデジタルデータに変換する「Smart Connected Product」へと進化します。
そして、同社の強みである画像IoT技術を駆使して、現場から継続的に取得するデータを解析し、お客様の課題解決に貢献するサービスを提供します。
こうしたビジネスモデルを確立することで、プロダクトによる収益に加えて、サービス提供による継続的かつ安定的に収益を確保し、高収益化を目指します。
基本方針2 真の社会課題解決企業へ
同社は、DXによる高収益ビジネスへの転換を図ると同時に、社会課題の解決に貢献していきます。その軸となるのが、「5つのマテリアリティ」です。
この5つのマテリアリティごとに、2030年に目指す姿と、「DX2022」における施策を設定しました。「事業を通じた価値創出」と「自社活動での価値創出」を推進し、環境・社会価値と経済価値の創出を図っていきます。
今後、マテリアリティごとに、「社会・環境課題の解決によるインパクト」と「収益貢献」をKPIとして設定し、取り組みの進捗を管理していく考えです。
経営理念/新しい価値の創造
「コニカミノルタは、2030年を見据えた長期での経営ビジョンステートメント『Imaging to the People』を策定しました。
それにともない、2003年のコニカミノルタ発足以来不変の『経営理念』、2030年を見据えて目指す姿を示した『経営ビジョン』、そして価値創造の源泉としての企業文化・風土である『6つのバリュー』で構成されるコニカミノルタフィロソフィーの体系を再整理しました。」
まとめ
コニカミノルタ株式会社は、2003年、コニカ株式会社とミノルタ株式会社が経営統合、持株会社「コニカミノルタホールディングス株式会社」を発足しました。2013年には経営体制を再編し、現在の社名に変更されています。今後は、IoTの技術を用いたビジネスモデルの確立する計画を立てています。
引用:コニカミノルタ株式会社https://www.konicaminolta.com/jp-ja/index.html
「vision」内 コニカミノルタ株式会社