【経営理念-企業ピックアップ】宝ホールディングス株式会社

釉薬のかかった白い陶器の徳利と2つのぐい呑みが並べられた、日本の伝統的な酒器セットのクローズアップ。宝ホールディングスの和酒文化への貢献を象徴するイメージ。

宝ホールディングス株式会社

京都・伏見の四方(よも)家4代目卯之助氏が、清酒の製造・販売権利を譲渡され、1842(天保13)年に清酒などの製造を開始しました。1925年には株式会社となり、寳酒造株式会社になりました。2002年に宝酒造株式会社とタカラバイオ株式会社を分社化(連結子会社)して持株会社体制に移行しています。
国内外で酒類・調味料の製造販売を展開するほか、バイオ事業においては試薬・機器や開発製造受諾なども手掛けています。

180年の技術

創業から180年以上にわたり確かな技術開発力と安定的な生産体制を築いてきた宝ホールディングスは、時代の変化や消費者の嗜好に応え「焼酎ハイボール」「一刻者(いっこもん)」「澪(みお)」など、独自性のある商品を世に送り出してきたそうです。
日本酒や焼酎、本みりんなど日本の伝統的な酒類である「和酒」を強みに持つ国内有数のメーカーとして、バランスの取れた商品ポートフォリオを築いているとのことです。

海外事業飛躍のきっかけは日本食材卸への進出

宝ホールディングスは米国で1980年代初頭頃に始まった日本食ブームをきっかけとし、海外進出を本格化しました。売上高は年々増加傾向にあり、現在グループ売上高構成比は50%以上(2024年3月期)を海外が占めています。
売上高増の大きな要因は、日本食と併せて広めることが和酒を浸透させる近道との考えから日本食材卸事業へ参入したことです。これにより和酒を販売するだけではなく、流通網を活用し海外のニーズをくみ取り、開発するという強みのサイクルが生まれたそうです。

創立100周年に向けた長期経営構想を発表

2020年5月、宝ホールディングスは創立100周年を迎える2025年(2026年3月期)に向けた長期経営構想『TaKaRa Group Challenge for the 100th』を公開しました。この構想では、技術力、商品力、ブランド力を向上させ、和酒・日本食市場やライフサイエンス産業における多様な価値を提供することを目指しています。
具体的な目標として、2026年3月期までに連結売上高4,200億円以上、タカラバイオグループを除く海外売上高比率60%以上等の達成を掲げています。また、成長・強化領域への投資を加速させ、グローバルかつサステナブルなビジネスモデルの確立を目指しているとのことです。

宝ホールディングスの企業理念

自然との調和を大切に、発酵やバイオの技術を通じて人間の健康的な暮らしと生き生きとした社会づくりに貢献します。

まとめ

宝酒造を母体とする宝ホールディングス株式会社は、酒類や調味料の製造販売、日本食卸、バイオ事業をおこなっています。国内では和酒やみりんなどの製品を中心に展開しつつ、和酒を海外に浸透させるため日本食卸事業に参入し海外事業をグループ全体の牽引役に成長させてきました。宝ホールディングス株式会社は2025年の創立100周年に向けた長期経営構想で連結売上高4,200億円以上、海外売上高比率60%以上を掲げており、技術力、商品力、ブランド力の向上を目指していくとのことでした。

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