大王製紙株式会社
1943年に設立された大王製紙株式会社は総合製紙メーカーです。大王製紙株式会社は新聞用紙・板紙メーカーとして発展し、その後洋紙事業・衛生用紙市場にも参入することで事業領域を広げていきました。それらの事業で築いた販売チャンネルを活かして吸収体事業にも参入し、国内で初めて家庭紙の4大品種(ティシューペーパー、トイレットペーパー、ベビー用紙おむつ、生理用ナプキン)を揃えたメーカーになりました。
紙の複合事業
大王製紙は新聞用紙や段ボールシートなどの紙・板紙製品の製造販売、ティシューや紙おむつといった家庭紙製品の開発・販売を主な事業として行っています。ベビー用紙おむつは約30ヵ国で販売されており、販路を活かしさらなる複合事業化を目指しているとのことです。
大王製紙の優位性
大王製紙は植林や環境負荷の低減を通じて自然資本を増強し、古紙再利用等を通じて循環型社会の実現に寄与しているそうです。さらに大王製紙は、大学を含む研究機関との共同研究による知的財産を活用した商品開発を行うことで、ビジネスの持続可能性と競争優位性を高めているとのことです。
Daio Group Transformation 2035
2035年までの長期ビジョンとして、大王製紙は「Daio Group Transformation 2035」を策定しました。その中で最終形イメージとしてグループ全体の連結売上高1兆2,000億円、営業利益率10%達成を目標として掲げています。
また大王製紙は2035年まで注力するテーマとして以下の4つを挙げています。
01エリア
日本を含めたグローバルでの展開
02強み
環境変化対応力・研究開発力・マーケティング力
03エネルギー
地域と共生した廃棄物燃料・木質燃料
04価値創造の源泉
変革を実行する人材確保と育成への投資
企業文化・働き方マインドの刷新
大王製紙の経営理念
経営理念『世界中の人々へ やさしい未来をつむぐ』には、事業で関わる世界中の人々と地球環境などあらゆるものに対し、ハード面の豊かさの先にある「やさしい未来」を実現する企業でありたいという思いを込めているそうです。
まとめ
大王製紙株式会社は1943年に設立され、現在では総合製紙メーカーとして知られています。2035年までの事業計画「Daio Group Transformation 2035」によると、連結売上高1兆2,000億円、営業利益率10%を目標とし、「エリア」「強み」「エネルギー」「価値創造の源泉」の4つのテーマに注力していくとのことです。
引用:大王製紙株式会社 https://www.daio-paper.co.jp/