【経営理念-企業ピックアップ】楽天グループ株式会社

抽象的なサイバー空間に広がる青い光のネットワークと、光る球体が、楽天グループの「イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする」というミッションを象徴しています。これは、AIの民主化や楽天エコシステムを通じた、人々の生活と社会の変革への貢献を表しています。

楽天グループ株式会社

楽天グループ株式会社の設立は1997年、ネット通販サイト「楽天市場」のサービスから始まりました。M&Aなどを通し多方面に事業を展開し、2006年に「楽天エコシステム(経済圏)」というビジネスモデルを発表したほか、2019年には携帯キャリア事業に参入しています。

楽天エコシステム(経済圏)でサービスの利用を促す

楽天グループは、金融やEコマース、モバイルなど70を超える分野において事業をおこなっています。楽天会員になり、グループのサービスを多く利用するほど「楽天ポイント」が貯められる仕組みになっています。このビジネスモデルは「楽天エコシステム(経済圏)」といい、顧客獲得コストの抑制やサービスの流通総額の増加につながっているそうです。

楽天モバイル利用で楽天市場の利用額UP

日本経済新聞電子版に2023年に掲載された、代表取締役会長兼社長・三木谷 浩史氏の説明によると、『楽天モバイルの利用者は契約前に比べ、楽天市場の利用額が5割増えている』とのことです。
当時の契約者数は約506万件でしたが、2025年2月28日のプレスリリースによると契約回線数850万件を超えたそうです。2025年2月からおこなっている若年層をターゲットとした楽天ポイントを還元するキャンペーンにより、特に25歳以下の契約数が増加したとしています。

「AIの民主化」を目指す

三木谷氏は、公式コーポレートブログ「年頭挨拶」において次のようにコメントしています。
『楽天グループでは、世界中のあらゆる人々がAIを活用できるようにする「AIの民主化」を目指しています。(中略)今後、最先端のAIソリューションを駆使することで、自社の業務効率や顧客体験の向上だけでなく、パートナー様の企業活動にも貢献していきたいと考えております。』
プレスリリースによると、2025年1月に楽天モバイルは法人顧客の活動をサポートする生成AIの提供を開始したそうです。

楽天グループの企業理念(ミッション)

『イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする』
公式HP「トップコミットメント」にて、三木谷氏は上記ミッションについて次のようにコメントしています。『私たちは、インターネットによってすべての消費者や事業者に対して「公平・フェア」に提供されたチャンスを、イノベーションの創出を通じて、少しでも手軽に、便利にご利用いただくための後押しができればと考えています。その思いを表現しているのが、「エンパワーメント」という言葉です。』

まとめ

楽天グループ株式会社は、「楽天エコシステム(経済圏)」というビジネスモデルの下、金融、Eコマース、モバイルなど、70を超える分野において事業を展開しています。同社は、『イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする』をミッションとしており、今後はAIによる顧客体験の向上やパートナー企業のサポートなどをおこなっていくとのことです。

引用:楽天グループ株式会社 https://corp.rakuten.co.jp/

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