株式会社ひらまつ
有名なレストランを多数運営していることで知られる株式会社ひらまつは、他にブライダルやホテル、ワインの外販事業など展開しています。マルハン太平洋クラブインベストメントが筆頭株主です。
レストランから始まり、多角的に事業を展開
ホテルオークラで修業したシェフの平松宏之氏(本名:博利氏)は、1982年西麻布に株式会社ひらまつの前身となる「ひらまつ亭」をオープンしました。1988年に広尾に店舗を移転し、画廊が併設された最高級フレンチレストランとして「レストランひらまつ」に店名を変更しています。2002年にはパリの「レストランひらまつサンルイアンリル」がミシュラン史上最短の開店4か月で1つ星を獲得しています。その後、フレンチ以外にカフェやイタリアン、日本料理などを出店し、ブライダル事業などにも事業を展開しています。
「ポイントプログラムや優待制度
ひらまつでは各種メンバーシップが用意されています。
2024年4月末時点で約25万人の会員がいる「クラブひらまつ」は、レストラン・ホテル共通のポイントプログラムです。レストランウエディングを利用した顧客に向けた優待制度で会員数約7万人の「メモワール・ド・ひらまつ」や、2024年9月末で約3.6万人の株主に向けた株主優待制度も用意されています。
上記のメンバーに向け、イベントの開催や最新情報の案内などをおこなっており、富裕層の顧客を多く抱えていることが強みとなっています。
食への感度が高い富裕層がターゲット
ひらまつはレストランウエディングや宿泊できるレストランであるオーベルジュなど、どの事業でも軸をレストランとしているそうです。
食に対する関心が高い富裕層をコアターゲットとし、富裕層が近年増加傾向であることが好材料となっています。中期経営計画2030でひらまつは、「業界最高レベルの料理人とサービススタッフの集団」であることを最大限に活用し、企業価値の向上を目指すとしています。具体的な計画として、レストランやオーベルジュの出店を再開することや、既存店のリニューアルなどを予定しているそうです。
ひらまつのミッション
公式HPには、ひらまつのMISSON(ミッション)として以下の文章が掲載されています。
『食の可能性を広げ、心ゆさぶる「時」を提供する。
最高の料理や空間、サービスを提供することは大前提。
それだけではなく、一人ひとりがプロフェッショナルとして時代の一歩先を見据え、食の可能性を広げ、お客様の心をゆさぶるような「時」を提供すること。
それが、私たちの使命です。』
まとめ
株式会社ひらまつは、レストランを軸にレストランウエディングやオーベルジュなどの事業をおこなっています。ポイントプログラムや優待制度があり、富裕層の顧客にイベントの開催などをアプローチできるそうです。今後はレストランの出店を再開するほか、既存店のリニューアルなどもおこなっていくそうです。
引用:株式会社ひらまつ https://www.hiramatsu.co.jp/