【経営理念-企業ピックアップ】株式会社大塚商会

机の上にノート、ハサミ、定規、鉛筆などが広げられており、事務作業などのビジネスシーンを連想させる。株式会社大塚商会がオフィスに必要なあらゆる商品やサポートを提供し、「オフィスまるごと」のソリューションで企業の成長を支援する様子を表現。

株式会社大塚商会

オフィス通販「たのめーる」のCMで知られる株式会社大塚商会は、1961年に創業されました。複写機事業からスタートし、現在ではシステムインテグレ―ションから保守までトータルでおこなう情報サービスの大手です。

「たのめーる」を取引の入り口に

公式HPで大塚商会は『オフィスで必要となるほぼ全ての商品・サポートをお届けできる世界的にも珍しいビジネスモデル』と自社について説明しています。
「たのめーる」は取引の入口としての役割をはたしており、売上に占める割合は2割程度とのことです。残り8割は各種ハード・ソフトウェア、保守サービスが占めているそうで、全国280か所のサポート拠点で地域密着型のサポートをおこなっているとのことです。

取引先や扱うメーカーを分散させリスクヘッジ

大塚商会では、リスク分散のため大手の取引先や特定の業界に注力せず、さまざまな規模や業種、部署と取引する方針をとっているそうです。
顧客の約8割が年商10億円未満の中小企業で、公式HPには累積取引企業数は130万社以上という記載がありました。
また、大塚商会は特定のメーカーだけではなく多様なメーカーの製品やサービスを扱うマルチベンダーです。いろいろなメーカーの最新ソリューションを先に自社で導入し、効果を検証してから顧客に提案しているそうです。
そのため、顧客に合ったソリューションを適切に組み合わせて提案できるとしています。

「オフィスまるごと」で100年企業へ

2024年統合報告書にて、代表取締役社長の大塚裕司氏は、変化が激しいIT業界において数年後の数値目標を検討することは意味がないという考えを示しました。そのうえで『めざすべきは「オフィスまるごと」であり、そのポテンシャルは無限の広がりを持っています』とコメントされています。 
2025年2月3日の発表によりますと、2024年通期の売上高は1兆1076億円と初の1兆円越えを達成しています。代表取締役社長の大塚裕司氏は、「売上高1兆円の突破は通過点に過ぎない。」とし、顧客に寄り添い100年企業を目指す旨の考えを示しました。

大塚商会のビジョン

公式HP「ビジョン」にて、代表取締役社長大塚裕司氏は新卒の学生へ向け、大塚商会の「使命」などを伝えています。
『大塚商会は多くの企業に、情報・通信技術の革新によってもたらされる新しい事業機会や経営改善の手段を具体的な形で提供し、企業活動全般にわたってサポートします。そして、各企業の成長を支援し、わが国のさらなる発展と心豊かな社会の創造に貢献しつづけます。』OAの専門商社からスタートした大塚商会は、時代に合わせてサービス範囲を拡大させ続けています。

まとめ

株式会社大塚商会は、ビジネスに必要な商品やサービスを幅広く取り扱っている情報サービス大手です。「オフィスまるごと」をスローガンに、100年企業を目指すとしています。

引用:株式会社大塚商会 https://www.otsuka-shokai.co.jp/

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