株式会社U-NEXT HOLDINGS
株式会社U-NEXT HOLDINGSは、2017年に株式会社USENと株式会社U-NEXTが経営統合して誕生しました。 2023年に動画配信サービスParaviと統合し、国内勢では最大の有料動画配信サービスになりました。
当時なかったサービス「有線音楽放送」で創業
U-NEXT HDの祖業となる店舗向けの「有線音楽放送」は、創業者の宇野元忠氏が業務の合間にレコードを操作する飲食店の従業員を見かけたことがきっかけではじまったそうです。潜在的なニーズを掘り起こした新サービスは、店舗にとって重要なインフラとして全国的に広がっていきました。現在、店舗向け音楽サービスはグループ内のUSENがおこなっており、同様のサービスにおいて約9割のシェアを占めているそうです。
祖業で培った経営資源をもとに事業を展開
現在U-NEXT HDは、店舗DXやエネルギー事業などの事業所向けサービスや、y.u mobileやU-NEXTといった個人向け事業を展開しています。それぞれのサービス間でクロスセルやバンドリングセールスをおこなっており、音楽配信の顧客約70万件などの経営資源がU-NEXT HDの基盤となっているとのことです。
高成長事業に積極投資をおこなう
2022年2月28日に発表された中期経営計画「Road to 2025」では、業務用システムや法人向けICT、音楽配信などで得た利益を、高成長事業であるコンテンツ配信や店舗DXに積極投資していく方針が示されています。
コンテンツ配信事業では、1つのアプリで映像と書籍、音楽などを楽しめる「オールインワン・エンターテイメント」体験を提供するとし、「ONLY ON戦略」など複数の計画によりコンテンツの強化をおこなうとのことです。
店舗サービス事業においては、デジタル化が遅れている個店や中小チェーン店が顧客の約8割を占めているため、DX導入による業務効率化の余地があることを商機としているそうです。
U-NEXT HDのコーポレートスローガン
『NEXT for U』
商号変更を機に、これまでの「必要とされる次へ。」から、上記のコーポレートスローガンに変更されました。新しいコーポレートスローガンについて公式HP「コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方」には次のような説明が記載されています。
『世の中のすべての人々の未来のために、エンターテインメントとテクノロジーで、未来をもっとより良く、新しいものに、という私たちの姿勢と決意を示しております。』
まとめ
動画配信サービスU-NEXTや、店舗BGM・DXのUSENなどで知られる株式会社U-NEXT HOLDINGSは、エンターテイメントを事業の柱とし多彩な事業を展開しています。中長期計画では、コンテンツ配信や店舗DXに力を入れていくとのことでした。
引用:株式会社U-NEXT HOLDINGS https://unext-hd.co.jp/
