ウエルシアホールディングス株式会社
ウエルシアホールディングス株式会社は2008年にグローウェルホールディングス株式会社として設立され、2014年にイオン株式会社の連結子会社になりました。国内に2800店舗を展開するドラッグストア業界において売上高トップの企業です。海外にも店舗を展開するほか、介護事業もおこなっています。
一人ひとりの健康を支援
ウエルシアHDでは「かかりつけ薬局」というコンセプトのもと、カウンセリング営業や深夜営業などを軸に事業エリアを拡大。医療機関や介護事業者との連携を意識し、店舗のおよそ7割が調剤薬局を併設しているとのことです。
介護事業
サービス付高齢者向け住宅や有料老人ホームの運営、在宅介護サービスをおこなっており、きめ細やかなサービスを提供しているとのことです。看護師を含む介護スタッフが対応する訪問入浴介護や、薬剤師が居宅療養管理指導をするサービスのほか、福祉用具の販売やレンタルなどもおこなっています。
海外事業
ウエルシアHDでは、成長戦略として海外進出もおこなっているとのことです。2017年にシンガポール共和国で百貨店や総合小売業を営むBHGホールディングスと合弁会社を設立し、シンガポール第1号店をオープン。公式HPでは、2025年1月時点で12店舗確認できます。
プライベートブランドを開発し新たな価値を創る
ウエルシアHDではイオングループの「トップバリュ」や、グループのPB商品で一般医薬品の「ハピコム」のほか、独自の PB 商品など、さまざまなカテゴリにおいて幅広い価格帯のPB商品を取り扱っています。
なかでもオリジナルPB商品の「からだ Welcia」「くらし Welcia」に注力しているとのことで、環境に配慮したものづくりを心がけて開発しているそうです。
また、ヘアケアの新PBブランド「IT’S」は、これまでの自社PBとは異なりターゲティングして商品を開発、中長期的にビューティーケアブランドとして成長させていく予定とのことです。
「地域No.1の健康ステーション」へ向けた取り組み
統合報告書2024「社長メッセージ」において、ウエルシアHDが目指している「地域No.1の健康ステーション」は次のように説明されています。
『「未病・予防・治療・介護」というお客様の健康状態ごとのニーズに対して、当社がしっかり対応ができている状態を指しています。』
薬剤師や管理栄養士などの専門的なスタッフが多数在籍している点を活かし、接客を通して信頼関係を築きさまざまな面で貢献できるそうです。また、介護に関してはM&Aも視野に入れ新たな介護を模索し、収益の柱に成長させる必要があるという旨のコメントも掲載されていました。
移動販売で地域を支える
人口減少やインターネット通販の普及によって地域に根差した食料品店が減少し、買い物に苦労する高齢者などが増えています。地域の存続や健康にも影響がある「食料品アクセス問題」に対応すべく、ウエルシアHDは2022年から食料や日用品、医薬品(要事前注文)などを扱う移動販売車「うえたん号」を運行。店舗に行くのが難しい人やインターネットが苦手な人でも生活必需品を入手できるよう尽力しているとのことです。
企業理念
お客様の豊かな社会生活と健康な暮らしを提供します
まとめ
ドラッグストア首位のウエルシアホールディングス株式会社は、「地域No.1の健康ステーション」を目指し事業を展開。医療機関や介護事業者との連携や、移動販売車の運営などにより地域の健康に関する顧客ニーズに対応していくとのことです。また、新たな価値を持つPB商品の開発をおこなっていくそうです。
引用:ウエルシアホールディングス株式会社 https://www.welcia.co.jp/ja/index.html