【経営理念-企業ピックアップ】プリマハム株式会社

プリマハム株式会社

プリマハム株式会社(旧:竹岸ハム商会)は、1931年に創業、1948年に設立されました。業界のパイオニアとして、食肉、ハム・ソーセージ、加工食品の各分野を柱とした事業展開を行っています。

プリマハムの「強み」

1.食の安全管理

フードチェーン全体で一貫した管理体制を構築・運用

商品開発から調達、生産、物流までのフードチェーン全体で一貫した管理体制の構築・運用を行っています。海外工場(タイ)では、日本・タイ・シンガポール・香港向けに商品の製造・販売を行っています。

種豚開発から生産、処理・加工、販売までの一貫体制で「安全・安心・おいしさ」を実現

「安全・安心・おいしさ」を実現するために、種豚の開発・繁殖・肥育(生産)から、と畜・解体処理、加工、製品、 物流、販売まで、一貫した”国産豚肉のインテグレーション”を構築しています。
近年、同事業の上流工程である養豚事業に力を入れており、54の農場で種豚の繁殖から肥育を手掛けているほか、養豚先進国であるアメリカの会社と提携しています。

2.協業による商品・サービスの提供力

多種多様な業種の企業・人と協業してお客様のニーズに柔軟に対応

多種多様な業種の企業・大学・人などと協業・協賛を通じて、柔軟にお客様のニーズに応じた商品・サービスを実現しています。

現地のサプライヤーとの信頼関係によって良質な原料肉を調達

食肉、ハム・ソーセージ、加工食品などの原料肉を世界各地から調達しています。
豚肉はカナダ・アメリカ・デンマーク産、牛肉はアメリカ・オーストラリア産、鶏肉はブラジル・タイ産を中心に世界各国から輸入しています。
近年は、日本のお客様から国産原料肉へのニーズが高まっているため、日本全国から上質な原料肉を仕入れています。
調達先と確固たる信頼関係を構築するため、輸入原料肉については輸入商社を通じて、現地のサプライヤーと連携をとり、条件を満たした原料肉を仕入れています。

日本人の嗜好にあうようなオリジナルの食肉を共同開発

調達先と連携してオリジナルブランドの食肉の提供を行っています。

3.独自の商品開発力

常に市場動向やお客様のご要望を把握してさまざまな生活スタイルや嗜好の変化に対応

牛・豚・鶏などの精肉や加工肉のほか、ハム・ソーセージ、ハンバーグといった加工食品、惣菜、調理パン、デザートなど、幅広い商品を提供している同社グループは、常に市場動向やお客様のニーズを把握することで、さまざまな生活スタイルや嗜好の変化に応える高付加価値な商品を開発しています。

4. 最新鋭工場とコスト競争力

自動化や生産ラインの直線化などによって生産ラインの効率化を実現

加工食品事業の中核拠点である茨城工場のウインナープラントとハム・ベーコンプラントは、箱詰め作業の自動化や製造ラインの直線化など生産ラインの効率化を実現していると同時に、生産リードタイムも短縮し、両プラントあわせて月間4,500トン規模の生産能力を持っています。

プリマハムの「あゆみ」

創業以来、ハム・ソーセージ、食肉を中心に、安全・安心な商品の提供を行っています。
国内では豚枝肉での流通が主流だった1956年に、業界で初めて部位ごとにカットした「規格肉」の発売を行いました。
小規模な養豚農家の減少に対応を行い、1971年に子会社の「プリマファーム株式会社(現太平洋ブリーディング株式会社)」を設立し、養豚事業を開始しました。
1974年には、ハムやベーコンなどを加工製造しているアメリカのオスカー・マイヤー社と提携し、革新的な包装技術で日本食肉業界初のコンシューマパック商品を発売し、業界で初めて商品に「賞味期限」を導入しました。
コンビニエンスストア向け惣菜類を製造・販売する会社を1986年に設立しました。
「大平原健やかポーク」、「味わい葡萄牛」、「さつま香潤鶏」といったオリジナルブランド商品を2000年から発売。現在では「ハーブ三元豚」「恵味の黒豚」「オレガノビーフ」「米どり」など、こだわりを追い求めた食肉を販売しています。
最近では、2021年に宮城県において広大な繁殖農場と肥育農場の建設を開始しました。
2021年度より目指す姿を「おいしさと感動で、食文化と社会に貢献」と定義しました。
時代とともに食シーンや販売チャネルが多様化するなか、これまで培ってきたノウハウと新たな技術を結集して、さらなる発展を目指しています。

「いつも、ずっと、お客様に愛され、支持される会社」

中期経営計画基本方針

「営業力・開発力・商品力の強化により、売上と利益の規模と質を高め、ESGを重視した経営を推進し、『いつも、ずっと、お客様に愛され、支持される会社』になる。」ことを掲げています。

1. ESGへの取り組みと持続可能な経営基盤の強化

・重点課題(マテリアリティ)の解消に向けた取り組み
・品質保証体制の強化による安全・安心な商品の提供
・人材育成と働きがいの向上による変革意識の醸成
・全社グループ経営の強化

2.既存事業の領域拡大および収益基盤のさらなる強化

・既存事業の成長戦略の立案・実行
・顧客視点での商品の提案と市場への定着

3. 成長投資とグローバル展開

・伊藤忠商事とのコラボレーションを主体とした国内外事業展開
・新しい事業モデルの構築
・革新的技術の開発・導入

企業理念・理念体系(目指す姿)/おいしさと感動で、食文化と社会に貢献

経営理念 -プリマの原点-

一、正直で基本に忠実
一、商品と品質はプリマの命
一、絶えざる革新でお客様に貢献

経営ビジョン

1.一人一人が創造力、提案力とスピーディーな行動力を発揮し
2.卓越した商品開発力と技術力を結集して、総合力でお客様に安全でおいしい食品と関連情報を提供し健康で豊かな食生活に貢献する。
3.果敢に自己変革して収益力のある総合食品企業に脱皮する。

まとめ

プリマハム株式会社は、種豚開発から生産、処理・加工、販売まで一貫体制を取っている業界のパイオニアです。既存事業の領域拡大や、伊藤忠商事とのコラボレーションを主体とした国内外事業展開を進めていき、「いつも、ずっと、お客様に愛され、支持される会社」を目指しています。

引用:プリマハム株式会社 https://www.primaham.co.jp/company/

「vision」内 プリマハム株式会社

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