ロングセラー商品のポークウインナー「香薫」シリーズや、贈答用の詰め合わせなどを通じて、私たちの日々の食卓や食文化を支え続けているプリマハム株式会社は、目指す姿として『おいしさと感動で、食文化と社会に貢献する』を掲げています。その安全性と品質を追求した取り組みや、将来を見据えたグローバル展開について見ていきましょう。企業の想いに触れ、あなたのキャリアの一歩を後押しする“ヒント”をお届けします。
プリマハム株式会社
1931年に竹岸ハム商会として創業されました。洋風化で食肉需要が拡大する中、1965年に商品名と同じプリマハムへ社名を変更しています。1974年には業界で初めて賞味期限の表示を始めました。また同年に革新的な包装技術を導入し、日本食肉業界で初の消費者向け小分け商品を発売しています。
2003年に伊藤忠商事の傘下に入り、同じく伊藤忠系の滝沢ハムと業務提携を進めました。2023年には成長戦略として、宮城県で最先端農場の稼働を開始しています。
加工食品と食肉事業で市場をリード
加工食品事業
プリマハムは「香薫 あらびきポーク」で市場シェアNo.1※を達成した優位性を活かし、変革期に対応した戦略を推進するとしています。
労働人口の減少に対応するため、先進技術を利用した完全自動化と効率化を中長期的に進める方針です。また国内市場の縮小を見据え、グローバル展開にも注力していく姿勢です。
※2023年度:KSP-POSデータ販売個数No.1/2024年度:インテージSCIデータ部門別トップシェア
食肉事業
国産豚肉の繁殖から販売までの一貫体制を構築し、安全性と品質を追求しています。宮城県の養豚農場では、データに基づき生産性の向上に成功しているそうです。また、調達先と開発した原料を使用した商品の開発・販売も手がけています。
国際規格とグループ連携で支える食の安全
プリマハムは一貫した安全管理体制を構築するため、「FSSC22000」や「ISO22000」などの国際規格を導入しています。タイ工場では日本の国家規格であるJAS規格製造工場認定を取得しました。
また、伊藤忠グループの強みを生かし、高品質な原料肉を世界各地から調達しています。さらに、伊藤忠グループの事業会社でカナダ最大の養豚企業のHyLifeと共同で、独自の品種や飼料配合による安心・安全・高品質なブランド豚を開発し、バリューチェーンの拡大を目指しています。
プリマハムの中期経営計画
プリマハムは2025~2027年度の中期経営計画で、前計画からの方針「外部環境の変化に対応した収益基盤の構築」「成長投資とグローバル展開」などに加え、攻めの姿勢を意識し約330億円を成長投資にあてる計画です。シンガポールの子会社を軸に海外事業モデルの確立を推進するなど、海外市場の強化を図っています。また、2019年からのDX基盤構築プロジェクトを継続するとしています。
さらに既存事業の成長に向け約240億を投じ、生産設備・老朽化設備を更新する計画です。
プリマハムの目指す姿
おいしさと感動で、食文化と社会に貢献
プリマハムは2021年度、社会に対する使命を再定義し、上記の目指す姿を定めました。培ったノウハウと新技術を結集させ、愛され、支持される会社を目指し挑戦していくとしています。
まとめ
プリマハム株式会社は、日本の食肉業界で初の消費者向け小分け商品を発売するなど、食文化の発展に貢献してきました。安全と品質を追求しつつ、成長に向けた投資を進めています。今後は海外展開を強化すると共にDXを推進、既存事業の設備も更新していく方針です。




