株式会社ぐるなびは、飲食店情報サイト「楽天ぐるなび」を中心に、ユーザーと店舗をつなぐ多彩なサービスを展開しています。『食でつなぐ。人を満たす。』という理念のもと、ユーザーの満足度を高め店舗の成長を後押しするために、株式会社ぐるなびはどのような取り組みをしているのでしょうか。企業の想いに触れ、あなたのキャリアの一歩を後押しする“ヒント”をお届けします。
株式会社ぐるなび
ぐるなびは、1989年に前身である株式会社交通アドとして設立され、1996年に飲食店検索サイト「ぐるなび」を開設しました。1999年に社名をインターネットなび東京に変更し、2000年には現在の社名へと改称しています。2018年、楽天と資本業務提携を締結し、現在は「楽天ぐるなび」としてサービスを展開しています。
日本最大級の飲食店情報サイトとして知られており、楽天グループのプレスリリースによると2025年3月には楽天IDとの連携数が1,000万を突破したそうです。
ユーザーと飲食店を繋ぐ
ユーザーに店舗情報やネット予約サービスを提供する飲食店情報サイト「楽天ぐるなび」の他に、ぐるなびは加盟飲食店向けの各種サービスを展開しています。
業務支援ツールとして、「楽天ぐるなび」の情報を更新できる「ぐるなびPRO」や、予約・顧客管理システム「ぐるなび台帳」などを提供しています。また、ディスプレイ広告やクーポンなどの販促支援商品、SNSの運用代行サービスもおこなっているそうです。
ぐるなびは、これらのサービスに加えて、その活用や課題解決を支援するサポート体制を構築しています。
人の力と企業連携で飲食店を支援
ぐるなびは、ITツール導入後の活用を重視したカスタマーサクセス活動を徹底しています。このような飲食店経営者に寄り添い問題解決を支援する人的サポート体制が、ぐるなびの強みです。
また、競争力を高めるために他企業と以下の協業を進めています。
『飲食店とつながる力』の強化
・テンポスと厨房機器販売店「テンポスぐるなび」の開設
『プラットフォーム構築力』の強化
・SHIFTとモバイルオーダーなどのシステム開発
・OPTiMとAI・IoTの活用を推進
ぐるなびの展望
中期事業方針「Vision 2025」において、ぐるなびは飲食店DXのベストパートナーを目指し、以下の4つを施策として打ち出しています。
①楽天IDによる決済機能の導入や外部サービスとの連携を通じて、サイト機能の拡充
②Web販促業務の一括支援や、収集した情報を活用したコンサルティングの試行
③チェーン店や中小規模店舗向けにモバイルオーダーの導入とネット予約サービスとの連携強化
④経営管理機能などの新サービスの企画・開発
これらのサービスは相互に連動し、「相互成長促進戦略」として展開されています。
ぐるなびのパーパス
食でつなぐ。人を満たす。
ぐるなび公式noteによると、食の可能性を信じ、世界中のヒト・モノ・コトをつなげ、人々が満たされる場を創出するという内容の上記パーパスを実現するために、ぐるなび全社員がそれぞれ何をするのか言語化し、全社で共有しているそうです。
まとめ
株式会社ぐるなびは、飲食店情報サイト「楽天ぐるなび」を通じ、ユーザーに店舗情報や予約サービスを提供しています。また、加盟店に業務・販促支援ツールを展開中です。今後は飲食店の課題解決と成長支援を目指し、技術・サービスによる相互成長戦略を推進するとしています。




