『メディアの革新を通じて情報革命を実現し、社会に貢献する』という経営理念を掲げるアイティメディア株式会社は、国内最大級のインターネット専業メディアとして、どのように情報の価値を社会へ届けてきたのでしょうか。この記事では、アイティメディア株式会社の事業と根底にある考えを読み解いていきます。企業の想いに触れ、あなたのキャリアの一歩を後押しする“ヒント”をお届けします。
アイティメディア株式会社
アイティメディアの母体となるソフトバンク・ジーディーネット株式会社は、1999年にソフトバンクグループ初のオンライン出版企業として設立されました。2004年に米ZDNet Inc.との合弁契約を解消して社名をソフトバンク・アイティメディア株式会社に変更し、メディア名を「ITmedia」へ刷新しました。2005年には株式会社アットマーク・アイティと合併し、社名をアイティメディア株式会社に変更して現在に至ります。国内最大級のインターネット専業メディアとして知られ、デジタルマーケティングソリューションを展開しています。
多彩な専門メディアで情報発信
約30の専門メディアを運営するアイティメディアは、国内外のITやビジネスに関する最新情報を網羅的に発信し、運営するメディア全体の月間閲覧数は4億ページビューに達しています。
「ITmedia NEWS」は、国内外のITやビジネスに関する情報を提供する総合ニュースサイトです。他にもマーケティングやビジネス分野などに焦点を当てた専門メディアを多数展開しています。
また、2011年にはネット上の話題を幅広く紹介する「ねとらぼ」を開設し、情報の多様化にも対応しています。
情報メディアからリードジェンへ
アイティメディアが運営する多数の専門メディアは、テクノロジー製品に関する有益な情報が集まっているメディアとして、多くのバイヤーに活用されています。
2006年に米国TechTarget社と提携したことを機に、アイティメディアはこうした読者・会員のデータを活用したマーケティングソリューションとして、見込み客獲得サービスのリードジェンを提供するようになりました。
現在、リードジェンはアイティメディアの事業において中核をなす強みとなっています。
アイティメディアの展望
アイティメディアは2029年度に営業利益40億円の達成を目指す中期目標「X40」を掲げています。持続的に成長拡大していくため、テクノロジーへの需要が増大していく領域に対応する力を高めていくとしています。
具体的な取り組みとして、AIや産業系テクノロジーなどのメディア開発と領域の拡大を進めるとともに、外部との連携も強化していく方針です。マーケティングソリューションにおいては、データをつなげて生かす基盤「Campaign Central」を構築し、リードジェンなどの高度化を図るとしています。
アイティメディアの経営理念
メディアの革新を通じて情報革命を実現し、社会に貢献する
公式HP『アイティメディアの「思い」』にてアイティメディアは、言葉による意思疎通、つまり情報の獲得から人類の社会がはじまり、情報伝達の進化が繫栄をもたらすという考えを述べています。みずから情報を伝える手段を進化させる『メディアの革新』をおこなうことにより、人類の未来が明るいものとなるよう貢献したいとしています。
まとめ
アイティメディア株式会社は、『メディアの革新を通じて情報革命を実現し、社会に貢献する』という経営理念のもと、専門メディアの運営を通じて培った信頼とデータを活用し、リードジェンを中心としたマーケティングソリューション事業を展開しています。今後もテクノロジー需要の高まりに対応していく方針を掲げています。