【経営理念-企業ピックアップ】東宝株式会社

東宝株式会社

東宝株式会社は、1932年に、「株式会社東京宝塚劇場」として設立されました。その後、1943年に現在の社名に改称されました。「大衆娯楽の提供」という強い思いから、様々な映画作品を手掛け、ヒットさせてきました。

朗らかに、清く正しく美しく

同社グループは、「健全な娯楽を広く大衆に提供すること」を使命として、小林一三氏により設立されて以来、映画・演劇を中心に、幅広い層のお客様に夢や感動、喜びをもたらす数多くのエンタテインメント作品を届けてきました。
また、創業者の言葉である「吾々の享くる幸福はお客様の賜ものなり」を大切な価値観とし、「朗らかに、清く正しく美しく」をモットーにしています。
事業の三本柱である「映画・演劇・不動産」のすべての事業において、公明正大な事業活動に取り組むと共に、常にお客様の目線に立ち、時代に即した新鮮な企画を提案し、世の中に最高のエンタテインメントを提供し続ける企業集団でありたいと考えています。

かけがえのない「文化財」を未来へ―アーカイブへの取り組み

技術力を生かしたフィルムの高画質復元

同社グループの東京現像所には、古いフィルムをデジタルに変換・修復し、オリジナルに近い映像に復元(デジタルリマスター)する最新技術があり、それを駆使する熟練した技術者が所属しています。
2018年には、1977年公開の『八甲田山』を、その上映・放送に伴って、鮮やかな4K映像に復元しました。
2020年には、1937年公開の『人情紙風船』の4Kデジタル修復版を制作し、第33回東京国際映画祭で上映されました。
修復にあたっては、デジタル機器を使用して、取りこんだ映像に残るキズやホコリを取り去ります。1コマずつの地道な復元作業は、2か月もの時間を要することもあります。
また、映像に施す色調整作業(グレーディング)では、厳しい撮影環境下で暗くなってしまった出演者の顔色や表情を、監督・カメラマンが本来表現したかった映像へと蘇らせることに成功しています。
デジタル技術と熟練スタッフによって、フィルム作品を経年劣化から守り、貴重な情報を後世に残して、作品未体験の若い世代にまで名作を届けていきます。

主な事業内容

映画

・映画の企画、製作及び製作請負
・映画の配給及び売買
・映画その他の興行
・テレビ及びインターネット等で放送又は配信される番組の企画、制作、制作請負、販売及び賃貸
・出版物、オーディオソフト、ビデオソフト及びキャラクター商品等の企画、制作、販売及び賃貸
・著作権、商品化権、商標権その他の知的財産権の取得、使用、利用許諾その他の管理

演劇

・演劇の企画、製作及び製作請負
・演劇の興行

不動産経営

・土地及び建物の賃貸、管理、売買及びこれらの仲介並びに駐車場の経営

「TOHO VISION 2021東宝グループ 中期経営戦略」

同社グループは、2018年4月に新たな中期経営戦略「TOHO VISION 2021」を策定しています。持続的な成長と企業価値の向上を目指していくとしています。

1.主軸戦略

①コンテンツ戦略
企画開発力をさらに強化し、新機軸の作品を創出する
②プラットフォーム戦略
他では得られない上質の「エンタテインメント体験」を提供する
③不動産戦略
保有物件を総点検し、開発と資産の入れ替えを企画・推進する

2.ブレイクスルー(突破)戦略
通称:Godzilla×Global=G2戦略

①キャラクター戦略
「Godzilla」を軸としたキャラクタービジネスの強化
②海外戦略
JAPAN IP(日本の企画)の「Global」展開の本格化

3.新規事業戦略

技術革新により大きく変化する経営環境を見越して、新規事業の育成による裾野の拡大に取り組む

企業・経営理念/朗らかに、清く正しく美しく

『東宝グループに今なお息づく、創業者の理念と精神』

価値観Values

吾々の享くる幸福はお客様の賜ものなり

「東宝グループの事業は、お客様の『幸福』のためにあると同時に、会社の繁栄や従業員の生活の安定も、すべてはお客様からのご支持によるものです。そのことに常に感謝の気持ちを忘れず、より多くのお客様に夢や感動、喜びをお届けしたいと考えます。」

使命Mission

健全な娯楽を広く大衆に提供すること

「創業者・小林一三は『事業の基礎を大衆に置く』と言いました。東宝グループはその精神を継承し、映画・演劇を核とした健全なエンタテインメントを『多くの幅広い層のお客様』に提供することを企業の使命と考えます。」

行動の理念Motto

朗らかに、清く正しく美しく

「創業88年を迎えた現在も、このモットーは東宝グループの従業員に脈々と息づいています。東宝人はいかなる状況にあっても、人間として明るく、公明正大に事業に取り組み、お客様に健全な娯楽をお届けします。」

まとめ

東宝株式会社は、創業から約90年、映画や演劇などのエンタテインメントサービスを提供し、多くの人に感動や喜びを伝えています。文化的価値の向上と、次世代への継承に取り組んでいます。未来の文化発展に寄与する姿勢に注目が集まると思われます。
引用:東宝株式会社 https://www.toho.co.jp/

「vision」内 東宝株式会社

関連記事

  1. 【経営理念-企業ピックアップ】株式会社三ッ星

  2. 【経営理念-企業ピックアップ】ミクロン精密株式会社

  3. 【経営理念-企業ピックアップ】昭和パックス株式会社

  4. 【経営理念-企業ピックアップ】福山通運株式会社

  5. 【自己研鑽】自分のビジョンを達成する!個人の目標達成のための…

  6. 【経営理念-企業ピックアップ】日本特殊陶業株式会社