【経営理念-企業ピックアップ】株式会社オービック

ノートパソコンの画面に表示された、売上や顧客データを示すグラフや図表。株式会社オービックが「Innovation~破壊と創造~」という企業理念のもと、統合業務ソフトウェア「OBIC7」を通じて顧客の事業課題を解決し、日本企業の成長に貢献していることを象徴しています。

株式会社オービック

創業者の野田順弘氏の「中小企業にも会計機を使って事務処理の合理化を進めてもらいたい」との想いから、会計機のリースをおこなう企業として1968年に事業を開始しました。1990年代にパソコンへビジネスの主体を転換し、主力となる「OBIC7」を発売しています。「奉行シリーズ」で有名なOBCは、株式会社オービックの持分法適用会社です。

統合業務ソフトウェア「OBIC7」でトップシェア

「OBIC7」とは、オービックが開発・提供している統合業務ソフトウェア(ERP)で、会計情報を中心に基幹系と業種・業務系システムを連携できる一体型ソリューションです。1997年に販売が開始されてからシリーズ累計27,000社以上の導入実績があり、2022年度の国内ERP市場ベンダー別売上金額においてシェア1位※を占めています。
※株式会社ITR 「ITR Market View:ERP市場2024」

オービックの特長

独立系システムインテグレーター

オービックは系列に属さない独立系のSIerであることを強みとし、創業以来「お客様第一主義」を掲げて顧客に最適なソリューションを提供してきたとのことです。また、幅広い業種にサービス提供することで安定的な成長を目指してきたそうです。オービックは直近の決算である2025年3月期まで、31年連続で営業益が過去最高を更新しています。

自社一貫体制

IT業界は一般的に下請けに発注する企業が多いですが、オービックはコンサルティングから開発、サポートまですべての工程を自社でおこなっています。また、代理店を通さず直接販売しており、市場の課題やニーズをシステム開発に反映させているそうです。

オービックの将来的な目標

「統合報告書2024」によると、オービックは「日本を強くする」という志の実現を将来的な目標としているそうです。現状に満足せず自己改革を続け、社員一人ひとりが挑戦し続けることで進化していくとのことです。オービックの信念「人財の成長が会社の成長」に基づき、長期的視点から社員の育成をおこない、成長を実感できる環境を整えるとしています。

オービックの企業理念

「Innovation~破壊と創造~」
この企業理念のもと、慣習や成功体験にとらわれず変革や進化を追求しているとのことです。
その例として、オービックは顧客向け研修施設「オービッククラウドアカデミー」の設立や、プライベートクラウド「OBIC7クラウド」の開発をあげています。
顧客のパートナーとして未来を見据え最適なソリューションを提供するとしています。

まとめ

株式会社オービックは、独立系SIerとして系列に属さない立場から「お客様第一主義」を掲げ、幅広い業種にサービスを提供しています。「人財の成長が会社の成長」という信念のもと、社員一人ひとりが挑戦することで進化し「日本を強くする」という目標の実現を目指すとしています。

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