ステンレス・チタンの専門商社として進化を続ける株式会社UEXは、『日本一のステンレス・チタン商社として世のため人のために役立ちたい』という志を掲げています。この志は、取引先からの信頼、社員の誇り、株主の期待に応えるという想いを示したものです。株式会社UEXが事業を通じて志をどのように実践しているのか見ていきましょう。企業の想いに触れ、あなたのキャリアの一歩を後押しする“ヒント”をお届けします。
株式会社UEX
UEXの起源は1872年創業の「上野半兵衛商店」にあります。創業者は前名誉会長の曽祖父にあたる上野半兵衛氏です。当時は国内で特殊鋼が生産されていなかったため、輸入が主な業務でした。
その後、1955年に上野半兵衛商店の元専務取締役、上野雄司氏が代表となり、ステンレスや特殊鋼の販売を主とする「株式会社雄司商店」が設立されました。
1962年に「上野金属産業株式会社」、1989年には「株式会社上野メタレックス」に社名を変更し、1998年に現在の「UEX株式会社」となりました。
ステンレス・チタン商社
UEXは、ステンレスやチタンを扱う商社です。仕入先と販売先のニーズを調整する役割を担っています。円滑な物流・加工機能や取引をスムーズにさせる金融・与信機能、需給の時間差を調整する市場調節機能などが主な役割です。
また、建築・構造物や機械設備などの生産財分野を得意としているそうです。特にステンレス鋼管では、日本製鉄株式会社の製品を主に扱い、同社のなかで最大の販売量を有しています。
UEXのもつ強み
全国にある8カ所の物流拠点に鋼板・鋼管・条鋼など多様な品種を豊富に取り揃えているUEXは、各品種でトップメーカーと取引できるオールラウンドな体制を強みとしています。
また、独立系であることを活かした独自のネットワークにより、高品質な商品を安定的に提供することも強みの一つです。
そのほかに、納期や決済条件を調整するコーディネイト力を発揮しています。メーカーとユーザーの間に立ち、情報収集を行うなかで、用途に適したグレードや加工方法を提案しています。
中期経営計画における方針
2024年度~2026年度の中期経営計画において、UEXは以下の方針を示しています。
・ステンレスやチタンにおける流通機能を強化し、高付加価値化を推進する。
・顧客ニーズに応えるソリューション機能を強化し、半導体や脱炭素など国家戦略資材の中核サプライヤーとして企業価値を高める。
この方針を実現するため、UEXは以下の施策を含む8つの重点施策に取り組んでいます。
・在庫販売の利益率向上のため、汎用品は販価改善や原価低減を進め、チタンやニッケル合金など政策在庫品は市場開拓を含め数量拡大に努める。
・不採算事業の入れ替えによる、事業ポートフォリオの再構築にも取り組む。
UEXの志
日本一のステンレス・チタン商社として、世のため人のために役立ちたい
2008年、UEXは従来の理念を尊重しながら、時代に即した新しい企業理念『UEXの志』を策定しました。
公式HPでは、「取引先から頼りにされ愛されること」、「社員としての誇りと働く喜びを持てること」、「株主から信頼され魅力を感じてもらうこと」について、日本一でありたいとの想いが語られています。
まとめ
株式会社UEXは、1955年に設立されたステンレス・チタンの専門商社です。鋼板や鋼管など多様な品種を扱い、オールラウンドな体制を強みとしています。今後も全国8拠点のネットワークを活かしつつ、国家戦略資材の中核サプライヤーとして企業価値の向上を目指すとしています。




