ベルグアース株式会社は、持続可能な農業の未来を切り拓き、日本の食と生活文化を支える企業となることを目指しています。「日本の農業に革命を。」という力強い理念を掲げ、技術革新と多角的な事業展開を進めるベルグアース株式会社の理念を掘り下げてみましょう。企業の想いに触れ、あなたのキャリアの一歩を後押しする“ヒント”をお届けします。
ベルグアース株式会社
株式会社山口園芸から研究開発・企画・販売の3部門が分社化され、ベルグアースは2001年に設立されました。野菜苗の生産販売を中心としたアグリビジネスを展開し、企画と研究開発も行っています。山口園芸から2005年に業務譲渡を受け、接ぎ木苗の育苗業にも参入しました。現在では年間約3,000万本の苗を生産し、日本一の生産量であるとのことです。
革新と多角化で拓く持続可能な農業
数多の野菜苗製品を世に送り出すベルグアースは、減農薬・高品質苗「e苗」シリーズ、生分解性の不織布で巻いた培地を使用した「アースストレート苗」などの商品を生み出しています。また全国に生産・物流拠点を展開し、技術革新にも積極的です。例えば、2006年に本社に閉鎖型苗生産システムを導入し、2015年には最新設備を備えた「ベルグ福島」が稼働開始しています。
そのほか事業の多角化として、種や培土の開発、流通・加工・外食などの6次産業への参入やアジアを中心とした海外進出に取り組んでいるとのことです。
5つの強みで支える苗づくり
ベルグアースの強みは、設備力、組織力、技術力、生産力、立地力の5つであるそうです。
安定した苗の供給のための設備投資や営業・生産など多様な部署との連携、技術継承を重んじる環境と全国の拠点の活用などが挙げられます。
また産地に近い拠点で二次育苗を分けて行っています。これらにより、苗の品質と生産効率の向上を実現しています。
ベルグアースの展望
2033年に向けたビジョンとして、ベルグアースは持続可能な農業の実現を通じて日本の食と生活文化を支える企業となることを掲げています。その中では、農業の課題解決に取り組み、農業従事者が夢と生きがいを持って働ける環境づくりも目指す方針です。
中期経営計画(2024〜2028年)では、野菜苗事業の安定的な販売・生産体制の構築に加え、ワクチン、育種事業の基盤確立、SDGsに対応した製品開発を成長の柱としています。定量目標として、グループ売上80億円、営業利益率3.5%などの達成を策定中です。
ベルグアースの経営理念
日本の農業に革命を。
食糧自給率が低下していく中、消費者に日本の野菜を食べてもらうためには、「安心できる安全な野菜」を「安定して」供給しなければならないとベルグアースは考えています。作った製品を販売するだけではなく、消費者ニーズに沿って展開させる。その為の体制構築に注力しています。
まとめ
ベルグアース株式会社は2001年に設立され、野菜苗生産販売を中心にアグリビジネスを展開しています。2005年には接ぎ木苗育苗業にも参入しました。現在では年間約3,000万本を生産し、日本一の接ぎ木苗生産量であるそうです。全国に拠点を展開し、技術革新や多角的事業展開に注力しています。