シェアリングエコノミーって?サービス例、背景、企業、就職のポイントまとめ
■シェアリングエコノミーって?
シェアリングエコノミーとは、個人が保有する遊休資産(スキルのような無形のものも含む)の貸出しを仲介するサービスです。シリコンバレーからスタートし、現在では世界中で展開されています。
Airbnb、Uber、Prove Trustが代表的で日本でも知名度が高いでしょう。
参考記事:総務省 シェアリング・エコノミーとは
◆シェアリングエコノミーのサービス例
東京オリンピックによるホテル不足解消も期待される空き家など「場」のシェアリングエコノミー、「UberEats」のような飲食業のシェアリングエコノミーなど、さまざまなサービスが展開されています。
ビジネスマッチングや楽器のシェアなど、どれも特徴的なサービスで驚かされます。
◆シェアリングエコノミーがさかんになる背景
・インターネットの普及
インターネットの普及により、サービスをより広範囲に提供できるようになりました。
知らない人とつながることへの抵抗感も少なくなってきた印象を受けます。
・モノや情報が溢れ「シェア」に移行
モノや情報がモノを所有することにもはやメリットはなくなりつつあります。
インターネットによる情報の「シェア」に加え、サブスクやレンタルなど、モノもシェアする動きになっています。
■シェアリングエコノミーを展開する企業の例
日本を中心に、シェアリングエコノミーを提供する企業の例をチェックします。
ミッション:お金の流れをカラフルに。
CAMPFIREはクラウドファンディングのサービスを提供する企業です。サービスとしての「CAMPFIRE」のほかに、企画とお金のやりとりができる「polca」、「共同財布」、仲間集めの「TOMOSHIBI」、設置型ユーザーインタビューツール「hibana」など多数の多数の多数のサービスを展開しています。
ミッション:missyoCREARCは、「創る」ことの悦びを知ってしまった人たちをサポートするため、撮影機材を通して、クリエイティブを生み出す環境と機会を提供します。気軽に借りれた撮影機材で、世界を震撼させたっていいじゃない。私たちは、世界中の野心を持ったクリエーターの味方であり続けます。
CREARCは、撮影機材のシェアリングアプリ「Totte」を提供する企業です
ミッション:だれもが数台のマイカーを持つ未来へ
DeNA SOMPO Mobilityは、車を使わない間に他のドライバーにシェアするシェアリングサービス「Anyca」を展開する企業です。
■シェアリングエコノミー業界の魅力
◆市場規模
シェアリングエコノミー市場は、2018年の規模は1兆8874億円でした。
2030年には約6倍の11兆1,275億円まで拡大することが予想されています。
シェアリングエコノミー業界として今後人気業界になる可能性があります。
◆今後期待できる業界・分野に絡む仕事
シェアリングエコノミーは、カテゴリの掛け合わせ(UberEats=デリバリー×食事)でサービス展開しているものが多いため、新しい分野の仕事に挑戦できる可能性があります。
一つのスキルだけでは食べていけない時代の流れにマッチした分野ともいえます。
■シェアリングエコノミーの企業へ就職するポイント
◆必須スキルを満たしているか
シェアリングエコノミーの企業には少人数のベンチャー企業もあります。
特にエンジニア職などは条件が設定されていることが多いので、企業の求める必須スキルを満たしているかの確認は必須です。
もちろんすべての企業が新卒を受け入れていない、経験を求めるというわけではないので、求人の要件をチェックしてみましょう。
◆やりたいことやビジョンがあるか
シェアリングエコノミーの企業に限りませんが、ただ労働条件や福利厚生にとらわれて就職を目指すのは自分で自分の首を絞めることになります。
シェアリングエコノミーというフィールドでどんなことがしたいか、どんな想いをかなえたいか、まず考えてみましょう。
◆国内外のデジタル系・カテゴリ系のトレンドを追う
どんなものが流行っていて、どんな新しいサービスが生み出されているか、「仕事」という目線で世の中のトレンドを知りましょう。
特にシェアリングエコノミーとそれをサポートする技術は移り変わりが激しいため、能動的な情報収集がポイントです。
■まとめ
すでに海運業や電子製造分野と同じ規模のシェアリングエコノミー分野。今後日本でも就職先として注目されるでしょうし、もしかしたら将来的に人気業界・企業になっていくかもしれません。