【経営理念-企業ピックアップ】株式会社サイバーエージェント

虹色に輝く抽象的なイメージの周りに、色鮮やかな花や泡が浮かんでいる。株式会社サイバーエージェントが、インターネット広告、ゲーム、メディア事業を通じて新しい価値を創造し、日本の閉塞感を打破していくというパーパスを表現している。

株式会社サイバーエージェント

サイバーエージェントは、インターネット業界における営業代行に特化した企業として1998年に設立されました。2000年に東証マザーズに上場し、創業社長の藤田晋氏は史上最年少での上場という記録を作りました。
スマートフォンの普及率が9.7%だった2010年に「総張り戦略」として全事業でスマートフォンシフトを決断し、スマホゲームで数々のヒット作を生み出しています。ブログサービス「Ameba」やネットTV局「ABEMA」の運営などの事業もおこなっています。

ネット広告が売上高の半分を占める

2024年10月~12月の決算概要によると、サイバーエージェントの連結売上高の内訳は、祖業とするインターネット広告事業が52%を占めています。また、『ウマ娘 プリティーダービー』『グランブルーファンタジー』などの大ヒット作を多数抱えるゲーム事業が23%、「ABEMA」などのメディア&IP事業が24%という結果になっています。

オリジナルコンテンツ拡充へ積極投資

新しい未来のテレビとして、サイバーエージェントは2016年から「ABEMA」をスタートしました。
世界水準のコンテンツ製作のため、2022年に日本屈指と評される映像クリエーター集団BABEL LABELを連結子会社化しています。その後も2023年に2.5次元ミュージカルにおいて先駆け的存在のネルケプランニングの買収、2024年には大ヒットゲーム「刀剣乱舞」で知られるニトロプラスを買収するなど、オリジナルコンテンツ製作のための投資を積極的におこなっています。

週間視聴者数3,000万人超え、高収益モデル構築へ

統合報告レポートに記載の2024年9月※の調査によると、ABEMAの週間視聴者数は3,000万人を超えたとのことです。株式会社AbemaTV 取締役COOの山内隆裕氏は「目指していた社会的インフラとして機能してきたことを実感しています。」と語っています。ABEMAではコンテンツのゲーム化やグッズ販売など知的財産のマネタイズを進め、高収益なビジネスモデルの構築を目指すとしています。
※2024年9月9日~15日の視聴者数

サイバーエージェントのパーパス

2021年にサイバーエージェントは「新しい力とインターネットで日本の閉塞感を打破する」というパーパスを制定しています。考案するにあたって藤田氏は『綺麗ごとではなく、腹の底から出てくるものにする』ことを意識したと公式オウンドメディアで語っています。パーパスで志や社会における役割を示したことで、それを軸として更なる挑戦を続けていくとのことです。

まとめ

株式会社サイバーエージェントは、インターネット広告やゲーム、メディア&IP事業などをおこなっています。ABEMAではグループシナジーを活かし、知的財産のマネタイズによる高収益なビジネスモデルを構築していく方針です。

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