【経営理念-企業ピックアップ】日本オラクル株式会社

ノートパソコンにグラフやデータが表示され、分析が行われている様子。日本オラクル株式会社が提供するクラウドサービスや統合基幹業務システムが企業のDXを支援し、成長を促進する様子を表現している。

日本オラクル株式会社

1985年に設立された日本オラクル株式会社は、米国オラクル・コーポレーションの日本法人です。主力製品「Oracle Database」は、世界的に長年シェア上位を維持しています。ほかにクラウドサービスや統合基幹業務システムなどを幅広く扱っています。

IT技術で企業の経済活動を支える

日本オラクルは、データベースやソフトウェア、クラウドサービスなど、企業活動を支援する各種サービスの提供を幅広くおこなっている企業です。
オラクル社のソフトウェア・ライセンス製品は高度なセキュリティと高速処理能力などが特長で、業務遂行に欠かせない領域で広く採用されているとのことです。また、「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」は、50以上のサービスに対応しているパブリッククラウドサービスで、2022年にデジタル庁が定めるガバメントクラウドサービスにも選定されています。

日本オラクルの強み

広く普及しているオラクルのデータベース「Oracle Database」から他のクラウドサービスに移行する場合、「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」への移行に比べて多くのライセンスが必要で割高になってしまいます。また、OCIへの移行の場合は自社所有環境で利用されている「Oracle Database」の設定などを変える必要がないことが強みです。

2025年5月期もクラウドやAIに注力

経済産業省が2018年に発表した『DXレポート~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~』によりますと、日本ではいかにDXを進めていくかが課題となっており、その課題が克服できなかった場合、2025年以降には最大で年12兆円の経済損失が発生する可能性があるとのことでした。
日本におけるレガシー・システムの近代化・最適化などが急務とされる中、日本オラクルは顧客のビジネスを革新する存在として2025年5月期も引き続き「日本のためのクラウドを提供」「お客様のための AIを推進」に注力していくとのことです。

日本オラクルのミッション・ステートメント

「第39回定時株主総会招集ご通知」で紹介されている日本オラクルのミッション・ステートメントは以下の通りです。
『当社は、お客様企業の基幹システムのクラウド移行と積極的なデータ活用によるビジネス成長を支援することにより、さらなる企業成長を目指しております。また人々が新たな方法でデータを理解し、本質を見極め、無限の可能性を解き放てるよう支援していくことをミッションとしております。』

まとめ

主力製品「Oracle Database」が広く普及している日本オラクル株式会社は、2022年にOCIがガバメントクラウドサービスに選定されています。2025年5月期もクラウドとAIに注力していく方針を示しています。

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