【経営理念-企業ピックアップ】アスクル株式会社

商品を梱包するダンボール箱をテープで閉じる手元のクローズアップ。アスクルが提供するオフィス用品や日用品の通販サービス、そして迅速な配送による「うれしい」顧客体験を象徴している。

アスクル株式会社

オフィス用品通販サービスの草分け的存在として知られるアスクル株式会社は、プラス株式会社のアスクル事業部として1993年に事業を開始したそうです。2012年にはBtoC事業「LOHACO」をスタートさせ、仕事場とくらしを支えるインフラ企業として活躍しています。

BtoBとBtoC向けのeコマースを展開

アスクルでは、中小事業者向けの「ASKUL」と中堅大企業向け「ソロエルアリーナ」の2つのeコマースサイトが主な事業となっています。同事業はオフィス用品から始まりましたが、現在では生活用品や家具をはじめ、製造業や医療・福祉向けの商品までワンストップで提供できるサービスを展開しています。また“Lots of Happy Communities”を名前の由来とするECサービス「LOHACO」では、LINEヤフー株式会社と提携して日用品を中心にオリジナル商品なども展開しているとのことでした。

パートナー企業との「共創」

アスクルは、事業を支えるメーカー・サプライヤー、配送キャリア、 エージェント、コールセンターパートナーなどに顧客の声を届けることで価値を生む「共創」に取り組んでいるそうです。特に同社はメーカーとの共創によるオリジナル商品を強化しているとのことです。BtoB事業では近年、医療機関・介護施設、製造業等商材向けオリジナル商品開発に注力する方針を示しています。LOHACOにおいては暮らしに寄り添った商品を中心に展開しているとのことでした。

オフィス通販からの展望

アスクルは、日本のEC化率はまだ低く、EC市場は一層の成長が期待できるとみています。BtoBとBtoCの両方を担っている同社独自のポジションを活かして、大きな成長を成し遂げようとしているそうです。BtoB事業では、お客様基盤とビッグデータを活用し、MRO・メディカル領域の拡大や広告事業・SaaSビジネスの開始でオフィス通販の領域を超えた事業拡大を図るとしています。BtoC事業では黒字化を通過点に再成長を目指しているとのことでした。

理念/「仕事場とくらしと地球の明日(あす)に「うれしい」を届け続ける。」

アスクルは仕事場や暮らしだけでなく地球の明日にとって最適な「うれしい」を最速で実現することも理念に含んでいるそうです。名前の中にある「明日」はスピードを表す言葉からサステナビリティを表す言葉へと進化し、アスクルという社名の意義も新たな革新にチャレンジをすることでアップデートされ、地球にとって欠かせない存在を目指しているとのことでした。

まとめ

アスクル株式会社は、1993年にオフィス用品通販サービスを創業したことから始まりました。パートナー企業との「共創」によるeコマース事業をBtoB・BtoCともに展開しており、オフィス通販の枠を超えた事業拡大を図っています。アスクル株式会社は、理念「仕事場とくらしと地球の明日(あす)に「うれしい」を届け続ける。」の下、今後も仕事場とくらしを支える存在として事業を拡大させていくとしています。

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