カシオ計算機株式会社
カシオ計算機株式会社は、1946(昭和21)年4月東京都三鷹市に樫尾製作所を創業し、1957年、カシオ計算機株式会社を設立しました。以来、時計、電子辞書、電卓、電子文具、電子楽器などを主要製品として取り扱っている企業です。
皆さまのライフスタイルの中に、身近で大切な存在を届けたい
ユーザーの皆さまとともに発展を続ける
同社を代表する時計ブランドであるG-SHOCKは、耐衝撃などの性能だけでなく、製品の持つ世界観を含めて支持していただいている製品です。
人々のライフスタイルに溶け込み、それぞれの方々にとって手放せない大切な存在として、愛用され続けています。強い思い入れを持つ方々が、好きなファッションや音楽やスポーツを楽しむ仲間と、G-SHOCKを通じて交流し、新たな文化を創造し続けています。
また時計に次ぐ主力事業である関数電卓は、各国の教育省や学校の先生と連携し、数学を学ぶために欠かせないツールとして、主に海外の教育現場で積極的に使われています。
教育のカリキュラムや、国ごとの慣習に合わせた仕様で提供するのはもちろんのこと、紙から電子への移行期にある試験・教科書市場において電子教育ビジネスを展開するなど、時代の流れとともに変わりつつある人々のニーズにも対応し、新たな発展を続けています。
強みを活かし、新しい大切な存在を生み出す
身近で大切な存在は、今あるものだけではありません。まだ世の中に生まれていないものもあるはずです。
これを新たに創造することも、同社がいるこの社会での使命だと考えています。
同社には、これまで培ってきた強みがあります。ウェアラブル技術や、プリンティング技術、カメラ技術などです。
同社にしかできないことは何かを追究し、同社独自の強みと世の中のメガトレンドから生じている人々のニーズをつなぎ直し、必要に応じて社外のパートナーと共創することで、これまでになかった、新たな「使う人にとって大切なもの」を創造していきます。
人々の健康のため、あるいは美容のため、安全のため、新しい体験を提供していきます。
これまで受け継がれてきた「創造 貢献」の経営理念を継承し、時代の変化に対応して事業のあり方を柔軟に変え、人々のライフスタイルの中で、身近で大切な存在を届け続けています。
カシオについて
提供する価値 世界が気づいていない、世界へ。
「必要は発明の母」ではなく、「発明は必要の母」。
これは、同社の創業メンバーの言葉です。
今はまだ存在しない「必要」を「発明」すること。それまでにない斬新な働きを持った製品を創造することで、人々に新しい「気づき」や「喜び」を感じてもらう。
それが、未来の社会をより豊かにすると同社は信じられています。
開発 0から1を生み出す開発ポリシー
同社は、人々の潜在ニーズをとらえる独創的な発想と高水準の技術で、新たな価値を生む製品開発に取り組んでいます。
品質 品質への取り組み
どんな環境でも確実に動くこと。いつでも安心・安全に使えること。それが、同社のモノづくりの基本姿勢です。
同社は、設計段階から最終製品の完成に至るまで、つねに妥協のないモノづくりを実践しています。
環境性能 環境への取り組み
「小さく」「薄く」「軽く」「ローパワーな」製品を提供してきた同社には、環境負荷低減の考え方が根付いています。
そして今も、持続可能な社会の実現に向け、積極的な環境経営に取り組んでいます。
教育 社会への取り組み
同社は、持続可能な社会の実現に向けて、子どもたちが学校で使う製品を通じて、次世代の育成に貢献しています。
One CASIOで「創造のための貢献」を実現し、社会に新たな価値を提供します。
中期経営計画の4つの成長戦略
2019年度からスタートした中期経営計画では、近年同社が陥っていた品目・部門ごとの短期視点への反省のもと、社会への貢献を軸に会社全体を見直しています。
1つの開発、1つの営業、1つの本社による全体最適のOne CASIOで、培ってきた資産・強みを活かし切り、真の成長に向けて事業を推進していきます。
中期経営計画で掲げる4つの成長戦略が、「時計事業の成長拡大」「教育関数事業の成長拡大」「新規事業の創出」「成長戦略を支える構造改革」です。
成長ドライバーとなる時計事業では、G-SHOCKブランドを活かし、メタルラインの拡大とともにスマートウオッチ市場でも確固としたポジションを得ていきます。
同じく大きな伸びしろを見込む教育関数事業では、GAKUHAN活動により世界中の学生の学力向上に貢献を続けながら、電子試験・電子教科書という新たな領域でも教育改革を支えていきます。
新規事業の創出は、現在の同社にとって最重要の命題であり、「新しいエクスペリエンスの提供」に向けて、すでに医療・ヘルスケアや美容、都市基盤などの新分野での展開を始めています。
鍵を握るのが、各分野のパートナーとの「共創」です。
同社はこれまで独創性を追求し、いわば自前主義にこだわってきた会社ですが、顧客の方に全く新しい体験を提供していくためには、自社にない技術や知見を外から取り入れていくことが不可欠で、お互いの強みを活かし合い、共創パートナーとともに新規市場の創造を目指していきます。
経営理念/創造 貢献
「カシオの経営モットーは『創造 貢献』です。
それまでにない斬新な働きを持った製品を提供することで、社会貢献を実現するという意味です。
新しい働きを持った製品は、多くの人の生活を助け、社会を進歩させます。
あるいは多くの人に楽しみをもたらし、新しい文化を生み出す源となります。
新しい製品が普及すれば、そこには新しい市場が生まれ、さまざまな周辺産業が育ちます。
カシオはこのように、製品やサービスの提供を通じて、さまざまな側面から社会に貢献したいと考えています。」
まとめ
カシオ計算機株式会社は、樫尾四兄弟の忠雄氏、俊雄氏、和雄氏、幸雄氏が設立しました。それぞれの得意分野を持ち助け合い、発展していきました。創業以来からある経営理念は継承されていき、今後も事業のベースとして展開されると思われます。
引用: カシオ計算機株式会社 https://casio.jp/
「vision」内 カシオ計算機株式会社